幽ブックス
もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784840139144
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

ノンフィクションの第一人者が自らの不思議体験を綴る、怪談実話エッセイ。怪談専門誌『幽』連載「日々続々怪談」ほかに書き下ろしを加え待望の単行本化。衝撃の文豪怪談実話「三島由紀夫の首」収録。

目次

病院にて
その男の顔
通じる思い
三島由紀夫の首
知らない住人
悪魔の木
兄とコビー
謎の笛の音
元夫の真っ白な家
坂の途中の家
バリ島の黒魔術
霊感DNA
母からの電話
「赤い」人たち
火の玉は何色か?

著者等紹介

工藤美代子[クドウミヨコ]
1950年、東京都生まれ。ノンフィクション作家。チェコのカレル大学留学を経てカナダに移住、バンクーバーのコロンビア・カレッジ卒業。91年『工藤写真館の昭和』で講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nuit@積読消化中

154
最新刊から逆行して読みはじめた著者の怪談実話。本書の前の『日々是怪談』を読むより先にこちらを読んでしまいましたが、きっとどの本から読んでも問題なさそう。けど、最新刊に比べ、本書の方が断然怪現象のお話が濃くて面白い。著者も書いてましたが、歳をとるにつれ、慣れ始めるのかまたは怪現象遭遇率がさがるのか…。川端康成邸のお話やバリの黒魔術のお話なんかはツボでした!また障害のある兄と愛犬コビー、そしてお手伝いのヨシエさんとの心温まるお話。お母さんを見守ってくれたC子さんのお話などなど…読んで損はないお勧めの一冊です。2018/09/10

藤月はな(灯れ松明の火)

104
今年で67歳になる父は最近、自分が出会った不思議な話をすることが多くなった。話を聞くと、彼はどうやらその存在を気配で分かるが、見えないようだ。そんな父に勧められた本。作者は、常にその存在が見えたり、聞こえたりしているようなので自然に受け入れている。しかし、見えない人にその事を話すと「それが認知できているのは私だけだ」と知り、受け止めつつもある境でゾッとする人みたいだ。なんというか、色々な意味で大きい人だな・・・。悪魔の木と前夫の白い家、バリ黒魔術にゾッとしつつ、お兄さんとコビー君、C子さんの話にしんみり。2017/08/11

みっちゃん

103
小野不由美さんの【鬼談百景】をさっさと返そう、と図書館に行って別の怖い本を借りてきちゃいました(-_-;)まさに筆者御自身が実際に見聞きした事だけを、淡々と綴られているので、こちらもすらすらと頁を捲ってしまいましたが、何かの拍子にぞぞっと悪寒が走る事も。川端康成の夫人から聞いたという、三島由紀夫の死後の恐ろしい姿がこれまた淡々と語られる【三島由紀夫の首】が一番怖かった。夫人から贈られたという般若心経の白黒写真が何とも不気味です。2015/01/31

ゆみきーにゃ

75
《図書館》タイトル借。怪談本ではあるんだけど、不思議な本って言った方がしっくりくるかな。黒魔術についてもっと読みたいとも思うけど、怖すぎる。2016/08/16

かおりんご

54
読み友さんおすすめ。淡々と語られているけれど、考えると怖い。私は勘が働いちゃうから、無視できないタイプです。死期を予知する話がちらほらあったけれど、うちの祖母もそうでした。女性にはある能力?2014/10/26

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