- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 日本文学
- > MF文庫 ダ・ヴィンチ
内容説明
バーテンダーの正午(しょうご)と、WEBデザイナーの陽向(ひなた)は、かつて高校の教師と教え子だった。恋に落ちた彼らは、新天地で共同生活を始めたが…。多くを語らない男と、彼の言葉を求め続ける男、そして彼らのバーを訪ねる、かつて正午の“客”だった女―それぞれの過去と痛みが交錯する。すがるように愛を求める魂を描いた、胸をうつ恋愛小説。文庫書き下ろし。
著者等紹介
沢木まひろ[サワキマヒロ]
2006年、「But Beautiful」で第1回ダ・ヴィンチ文学賞優秀賞を受賞。男性どうしの哀切な恋愛を描いた同作を含む『きみの背中で、僕は溺れる』がロングセラーとなり、版を重ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えりこんぐ
33
BL3部作ラストを読了。歳の離れたカップルが好み?裏テーマ?なのかな。真っ直ぐに愛情をぶつけてくる若い陽向と、壁を作りがちな中年バーテンダー正午。ここに、中心人物として小夜が絡んでくるのが良かった。小夜にも幸せになってほしい。【積読14】2024/02/16
はなはな
9
再読。人生は幾つになっても試行錯誤の連続で、ここでおしまいって結論は死ぬ瞬間まで出せないのかなあ、とか考えた。2014/10/27
ひなた*ぼっこ
5
沢木さん同性愛もの3作目。お酒が呑みたくなるお話。BLではあるものの、女性語りもあるので腐女子向けって訳でもない。小夜が語り部として加わることで深みは増すのだけど、逆にメイン3人の中で唯一語らない陽向の印象が薄くなってしまったのが残念。2016/07/11
coco夏ko10角
5
最初小夜の話は余計だな~、なんて思ってたけど「グリーン・アラスカ」で小夜の必要性にやっと気付いた。温泉旅館でのラブシーンはそこらへんの成年コミックよりエロいのに下品じゃなくてすごい。ラスト二行を読んだとき胸がすとんっ・とした。いい終わり方だ。2013/04/20
しば
4
陽向君の真っ直ぐさが眩しい。2015/08/09