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内容説明
優しく、まじめで誠実だけれど、なかなか恋愛に積極的になれない「草食系男子」。そんな草食系男子のために、自らも暗い青春を送り、「恋愛上手とは人間理解が深いこと」と悟った著者が、自らの実体験、また学問的アプローチから、会話やコミュニケーション、正しいエッチの知識などを伝授。草食系男子のことを知りたい女性も必読。
目次
プロローグ 私はなぜこの本を書くのか
第1章 女性に集中し、話をよく聴くこと―いまこの時の大切さを知る(「私だけに集中してくれる」が女性の求めるもの;心を通わせるための「話の聴き方」 ほか)
第2章 女性の「身」になって考えること―心とセックスと社会的位置を知る(女性の性について考える;女性の心理について考える ほか)
第3章 成長したいと願い、夢を持つこと―魅力はどこから生まれるのか(劣等感とのつき合い方;「いい人」から「恋人」に変わるとき ほか)
エピローグ 暗い青春には意味がある
著者等紹介
森岡正博[モリオカマサヒロ]
1958年高知県生まれ。哲学者。大阪府立大学人間社会学部教授。人間学・現代倫理学などを担当。生命倫理、現代思想、文明論まで幅広く研究・著述活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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なお
14
さらりとした会話がなかなかできないのかぁ(´・ω・`)草食系男子が増えて久しいが、うちの息子らも奥手、というか「女子は面倒くさいし、怖い」と言っている。親にだから本音を言ってない事を祈る。2016/04/02
白義
9
タイトルはもろ流行語に便乗した感じだけどさすがに森岡正博、中身はガチ。劣等感や臆病さを抱える非モテ青年たちに向けて、いかに女性に誠実に優しく向き合うか、相手を理解するかという恋愛、コミュニケーションの基本、原則をしっかりと説いている。女性であることの不都合や妊娠や生理など身体感覚まで含めて、どう寄り添っていくかを考える筆致はさすがジェンダー論にも詳しいだけのことはある。タイトルからは予想もつかないフラジャリティ溢れた名著2011/12/22
Kazuo Tojo
7
タイトルの草食系男子に目がいって、読んだのだが、想像とは、全く違い、もはや、分かってた説明ばかりだった。読書案内があったのが救いで一番最後に太宰治の「人間失格」があるのが意外だった。2017/09/15
吟遊
7
作者の実体験がないのがつまらない。エッセイではないから、そこを期待しないで、ということかもしれないが、結局「誠意を尽くそう」という精神論・道徳論で押し通したような内容。2016/01/24
KEIJI
3
書かれていることは当たり前のことが多いのだが、それは30歳を過ぎて、ようやく結婚ができたからそう思えるのだろう。20歳の頃の自分に読ませたかった。とてもいい本です。2022/08/11