出版社内容情報
貧乏お嬢様の新しいお仕事は、王様の教育係!?世渡り下手の父のせいで彩雲国屈指の名門ながら、どん底に貧乏な紅家のお嬢様・秀麗。彼女に与えられた大仕事は、貴妃となってダメ王様を再教育することだった……少女小説の金字塔登場!
雪乃 紗衣[ユキノ サイ]
著・文・その他
内容説明
紅秀麗は彩雲国きっての名門・紅家のお嬢様。ところが世渡り下手な父のせいで家計は常に火の車。おかげで深窓の姫君とは思えないほどのしっかり者に成長した秀麗のもとへ、ある日とんでもなく高額な賃仕事の話が舞い込んだ。提示された報酬に目がくらみ、一も二もなく飛びついた秀麗だったが、その仕事内容はといえば、即位間もない昏君・紫劉輝の教育係として、からっぽの後宮に貴妃の身分で入内しろというものだった…。
著者等紹介
雪乃紗衣[ユキノサイ]
2002年10月「彩雲国綺譚」で第1回ビーンズ小説賞の読者賞・奨励賞をダブル受賞。03年11月、受賞作をもとに改稿執筆した『彩雲国物語はじまりの風は紅く』(角川ビーンズ文庫)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あっか
58
ビーンズ文庫版と読み比べてみたくて、とうとう既刊分大人買いしちゃいましたよ…(書影がこちらではなく、更なる新装版の方です。以前アマゾンで注文したらこの書影版のが来たので、書店で買い直し!笑)。やっぱり由羅カイリ先生の美麗イラストがないと若干物足りない(>_<)どこがどう変わってるかあまり分からなかったけど(笑)こんなんだっけ?と違和感を覚える部分も!薔薇姫の物語とか、もう少し聞かせていなかったっけ?やっぱり完成度がとても高い1巻目だと思います。何回読んでも楽しい。2019/01/20
nins
54
角川ビーンズ文庫完結作品が角川文庫へ登場。「少年陰陽師」もそうでしたが、角川文庫版が出てくれたおかげで手に出しやすくなった喜び。さらに、今作はプラスして加筆修正版というところも魅力。歴史ファンタジー。全体的に軽い印象。展開の早さと勢いで最後までスカッともっていく。単なる恋愛ものに終わらない流れは面白い。国と民、政治の裏の暗躍。権力闘争。初めはキャラの名前に一苦労。それでもイメージ出来たのは、キャラの個性がしっかり出ていたのが理由でしょうか。主人公である紅秀麗が今後どのように国に関わっていくのか楽しみ。2011/12/06
mayu
43
知人の勧めで手を出してみたシリーズ1作目。ライトな感じの中華風ファンタジー。本来なら由緒ある家柄だったはずの秀麗の家計は厳しい。ひょんなことから昏君と言われている王の教育係として期間限定で後宮に上がることになる。秀麗は賢くて困難があっても前向きで魅力ある女性。王である劉輝との今後が楽しみ。秀麗の父と家人の正体には驚かされた。2020/07/09
dorimusi
38
定番モノは抑えよう活動ということで、まずは1巻を読んでみた。なるほど確かに人気でそう。読みやすくさらっと読めてストーリも良かった。 アニメだと気になんないというか上手く作られてるのかもですが、最後の超説明口調の謎解きがちょっと興ざめだった。いろいろまとめて種明かしなんだけど、感動とかカタルシスとか驚きを受けるには、内容が薄すぎて入り込めたなかった、最低1.5倍くらいの文章量でもっとしっかり描写してくれてれば感想も違った気がするんだけど…… 全部読むかは3巻まで読んで考えよう……2024/01/07
はるき
37
懐かしい。明るく可愛く前向きで・・・そしてなにより賢くて根性がある秀麗。久々に読んでもやはり面白いです。2018/08/05
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