MF文庫
これでいいのだ。―赤塚不二夫対談集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784840126250
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

『天才バカボン』『おそ松くん』などの作品で日本の笑いの歴史を変えた天才・赤塚不二夫が、同じく天才と呼ばれる者たちと語り合う。登場するのはタモリ、北野武、松本人志、立川談志、柳美里、荒木経惟、ダニエル・カールの七人。天才たちの対話は、ときに笑いの神髄に迫り、ときに生と死に触れ、ときに常人の理解を超えた高みに達する。笑いを極めたい者、生に迷う者、必読。

目次

タモリ
柳美里
立川談志
北野武
ダニエル・カール
荒木経惟
松本人志

著者等紹介

赤塚不二夫[アカツカフジオ]
漫画家。本名は赤塚藤雄。1935年、旧満州生まれ。56年、『嵐をこえて』でデビュー、石ノ森章太郎、藤子不二雄らが住むアパート「トキワ荘」に入居。『おそ松くん』『天才バカボン』などの傑作で人気を博す。98年、紫綬褒章受章。2008年8月2日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

青春パッカパカス

18
異常な豪華さを誇る対談集。タモリ、北野武、松本人志、立川談志と来たら読むしかなかった。特に談志の哲学が素晴らしい。「共同価値観が持てない人間が発想するものを、他者に肯定させた時に芸術が生まれる」P119 タモリとの対談は仲の良い感じが活字から伝わってきて頬が緩む。しかし対談の最後に、タモリが「あんたのとこの葬式もメチャクチャだろうからなぁ。……楽しませてもらうよ。」と締めているのが、今となってはなんとも切ない。お笑い好きとしては、とにかく読まなければならない一冊だった。2014/01/29

たつや

11
赤塚不二夫の死後、まさかの「おそ松」ブームで、赤塚不二夫の偉大さが再確認できている。図書館で、偶然目にした本です。息抜きのつもりで読みましたが、特にタモリ、たけし、松本人志、立川談志との対談が濃厚で面白かった。はちゃめちゃな人生も、「これでいいのだ」と笑い飛ばせる。元気の出る本でした。2016/05/22

ライアン

8
がんの後も呑み続け、亡くなる10年くらい前の対談集。タモリとの対談が出色。居候時代の話などなど。他ではアラーキー、家元のが良かったかな。期待してたたけしさんとのはちょっとかみ合ってなかったかな。2014/10/10

hotatehon

3
こんな言い方したら赤塚せんせいはきっと嫌がるんだろうけど、すごく芸術家肌の人なんだなと思った。「面白い」ってことに真摯に向き合って、埃や泥にまみれている笑いの成分をピンセットでちまちまと拾い出してるようなマジメさにびっくりした。その姿勢は、対談の相手に対しても同じ。彼なりに丁寧に話を聞いて、一生懸命喋ってる。破天荒なだけの人だと思ってたよ。やさしい人なんだなー、赤塚不二夫って。2009/04/09

FUKU

2
いろいろな豪華メンバとの対談集。すでに病に侵されながらも酒を飲み好きなことを言う。あとがきにある、もうすでに体調がかなり良くないことを知らないと、話に全然まとまりが無いと思ってしまうが、そんな中でも搾り出す言葉と思うと、また違った見方になる。2016/03/24

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