内容説明
杉浦弥代子は、かつてアイドルになることを夢見ていた32歳のOL。叶わぬ夢を忘れかけていたある日、渋谷でアイドルグループ“原宿ガールズ”のスカウトに声をかけられる。外見が幼く見える弥代子を高校生に見間違えて声をかけてきたのだ。夢が再燃した弥代子は、年齢を誤魔化したままオーディションに挑み、合格してしまう原宿ガールズの一員としての日々が始まるが、果たして彼女は…。
著者等紹介
橋口いくよ[ハシグチイクヨ]
1974年鹿児島県生まれ。19歳のアイドルデビューを経て、01年『愛の種。』(幻冬舎文庫)で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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aomame
1
「原発と祈り」で初めて橋口いくよさんの存在を知った。どんな作品を書く人か気になり、本作を図書館で借りた。装丁のイメージで軽めの妄想バリバリぶっ飛び話かと思ったら、ぶっ飛んだ内容ながらもいやはや読ませるストーリーで読後感サイコー!他作品もチェックだー!!2012/04/23
そのぼん
1
32歳の女性がひょんなことから17際のアイドルに…。ツッコミどころは満載ですが楽しめました。2011/08/14
むす
0
少ハリアニメ→小説少ハリから 弥代子はおおよそゴッドの性別逆転版なんだけど性別が女性になるだけで若さと老いと時間に追い立てられる重さが何倍にも感じられつらい しかしだからこそ最後の落とし所にはなるほどなあと思う2017/05/28
南
0
少年ハリウッドが良かったので元となったこちらも読了。ヒロインが三十路こえてるからティーンアイドル達の嫌味の応酬も「わ~アイドルらしい嫉妬だ~可愛い~~~」って交わしてるのが面白すぎた2015/06/27
かさじま
0
アイドル、夢、永遠…。ぐるぐると考えてしまうような不思議な読後感でした。2015/01/11