内容説明
「生身の人間が投球する“リアルバッティングセンター”があるらしい…」都市伝説サイトで見つけた怪しげな書き込みを頼りに、大学生のオレとオーシマは北陸の小さな町、いわくつきの山、廃墟化した遊園地を、右往左往。21世紀日本の『スタンド・バイ・ミー』!?失笑つづきの脱力青春ロードノベル。第2回ダ・ヴィンチ文学賞優秀賞受賞作。
著者等紹介
曽我部敦史[ソガベアツシ]
1975年東京都生まれ。2007年春「山下バッティングセンター」で第2回ダ・ヴィンチ文学賞優秀賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
人間万事塞翁が馬ZAWAZAWA
3
前半と後半で趣がちがうような……なんとも2011/11/02
ゆゆゆ
2
野球に片思いしているおっさんと、バッセン全国制覇を目指す青年のおはなし(?)甲子園やプロの世界で活躍するだけが野球の物語ではないと思わされました。主人公とオーシマの軽快なやりとりが面白かったです。2013/07/18
りさ
2
家事の合間に サラッと読めたお話。 あまり何も感じなかったなぁ・・・。 結局 野球ってモノは人生をも変えるってこと?2012/11/25
kuriko
2
ゆるっ。2008/07/19
秋芳
1
まさに脱力系。他愛もない会話、膨らまない物語、走り出さない展開と、物語を読む満足感には遠い一冊。 それでいて、しっかり青春ロードノベルになっている点は好印象。旅の前後で目を見張る成長があるわけでもなく、旅の内容が大冒険なわけでもない。それでも、この旅は一生の思い出になる、そう思わせるエンディングは良いと思う。 しかし、さすがに「21世紀日本の『スタンド・バイ・ミー』!」は誇大広告。2007/11/19