内容説明
15年間、ロングセラーを続ける名作マンガ、「ブッタとシッタカブッタ」シリーズが、待望の“文章+マンガ”になりました。あらためて考える「自分って何?」「生きるって何?」―シンプルな本来の自分を見つけなおす29編です。
目次
序 あいだに何が?
知るという方法
わかる
全体を見る
自分に失望する人
比較する癖
幸福の発明
言葉は万能じゃない
通じない言葉
視点を変える
思考の効率化
曖昧な価値
「思う」と「考える」
知識と知恵
選択する
分別する
抑圧された怒り
慣れるということ
生きる力1
生きる力2
記憶と自分
痛み止めの薬
苦しみとのつきあい1
苦しみとのつきあい2
べき
名前の力
エゴのからくり
そのまんま
奇跡も魔法もなく
著者等紹介
小泉吉宏[コイズミヨシヒロ]
1953年浜松市生まれ。武蔵野美術大学卒業。93年に『ブッタとシッタカブッタ』を発表。99年に『ブッタとシッタカブッタ3・なぁんでもないよ』で第45回文藝春秋漫画賞受賞。『大掴源氏物語まろ、ん?』(幻冬舎)で第6回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きょーこ
28
ゆっくり読んだ。自分のこころが苦しいとき、誰かが奇跡を起こしてくれたり、魔法で助けてくれるだろうか?自分を助けるのは自分しかいない。自分を救う力を実はみんな持っているんだ。自分を救う力は、自分に疑問を持つ知恵だ。べきとか、理想、幻想にとらわれず、そのまんまの自分を見つけ直すことが必要なんだ。比較してものを見ていないか?問題を作り出していないか?そのまんま。2016/06/27
宇宙猫
22
絵は可愛いけど、むかし読んだほどのインパクトはないな。2017/11/18
江口 浩平@教育委員会
21
【仏教の教え】図書館本。ブッタとシッタカブッタシリーズに解説を加えたような一冊。著者の考え方が補足されているため、シリーズを読んでいる方には是非お勧め。私たちが日々感じる「善くなろう」という意思そのものもエゴであり、それに気付くまで苦しいあがきは続くというのは今の自分の気持ちと重なった。日々生まれては消える欲望を「そのまんま」「あるがまま」に見つめ、どうにかしようとせずに眺めること。それだけで日々が楽になるのだと感じた。悟ってもよし、悟らなくてもよし。不安を抱えたまま、今を生きよう。2017/12/10
ひまわり
10
久し振りに読みました。私が教訓にすべきことがたくさんありました。2017/09/30
almeida
7
「そのまんま」の自分を見つめること。簡単そうで難しいこと。2010/02/20
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- 和書
- いつもだれかが見ている