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内容説明
肌寒い秋の月の明るい夜、見習い写真師櫻井忍は、金髪緑目の外国人と翼を羽ばたかせた美少女が宙へ飛んで行くのを見た。翌日、忍は夜の中国人街から聞こえてきた鼓弓の旋律にのった唄に導かれるように妖艶な美女「黄夫人」に吸い寄せられてしまう。そして忍の首筋に黄夫人の牙が突き立てられようとしたとき、一条の矢が窓を破って飛び込んできた!矢を放ったのは跡部多華と名乗る巫女装束の美少女。続いて現われたのは、忍が探していた金髪の外国人と、銀髪の少女だった。クリスティーナと遼太郎の祖母、たか女が初めて出会うきっかけとなった横浜の怪事件。この顛末は!?大好評マジェスティックファンタジー第4弾。
著者等紹介
五代ゆう[ゴダイユウ]
1970年生まれ。1991年「はじまりの骨の物語」(富士見ファンタジア文庫)で第四回富士見ファンタジア長編小説大賞を受賞し作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
isfahan
2
「わたしはいずれお前の子を産むだろう…しかしお前が私にとって何か意味を持つなどど思うな。私はお前の子を産む。しかしお前の妻にはならぬ。私は跡部の当主だ。」15才の少女に言わせる台詞ではない。恋をしていた純粋な少女が、女としての大切な感情さえ道具として扱う、酷薄な女権力者に変わってしまった。そう思うと切ない。諦めるしかない、もう取り返しのつかない人生の一点である。本当切ないです。2009/07/18
kitten
1
図書館本。おばあさま、たかめさまの若かりし頃の話。 ちょっと時代があってないのはご愛敬。w これ、前巻を読んでいる読者からみると、結末がほぼ読めてる。 そのハンデの中、いったいどうなるのかとハラハラさせるのは さすがだなぁ、と。 自由を目指した睦月と、自由にならなかった、タカ。 いや、自由になっていたら遼太郎は生まれていないんだが。 遼太郎のもつ意味は?クリスティーナのため? 色々な伏線を残しながら、5巻に続く。 評価:星32016/10/19
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
1
扉絵をカバーにしろよ!(ぇ このシリーズは後の8巻にしても、過去エピソードメインの時がドキドキワクワクして楽しめましたw
TSUBAKI Shin-ya
1
前巻で予告されていたようにおタカさんの話。微妙に早送り再生な感じでちょっともったいない気もする。2012/01/13
おぜっぴ
1
過去話いいね。過去の話だからこそ、今後登場する見込みの無い人物視点での物語はGJ 既存キャラ視点で過去を語られてしまうと"今"に戻った時、過去において語り手だったキャラの心情が垣間見えてしまうのが残念なので。たか女さんと睦月は残念…。2010/05/30