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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
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電書にて再読の『最終戦争シリーズ』。まだデーヴァダッダの侵攻が認知されていない未来。画家として嘱望された竹琉が恋した自殺願望に侵された唱。唱を失った竹琉が過去の日本で出会った少女の輝くように力強い“生きる力”。後半の永劫の時を生きるダ・マーヤたちの『セラフとザンベジ川』がすごく好きだ。死んだ恋人(の幽霊?)を見つめることしかできない西荻くん、彼は最期に川を渡ってセラフに逢えたのだろうか。そののち、ダ・マーヤたちが何度もアフリカ大陸の各地でセラフとすれ違う、でも西荻くんの事は聞けないまま・・・切ない。2021/02/16