内容説明
貧困と労働強化に苦しむ労働者の自己疎外からの解放のために。マルクス経済学のスターリン主義的歪曲に抗し黒田寛一が『資本論』の真髄を語る!
目次
経済学入門―『直接的生産過程の諸結果』(マルクス経済学をいかに把握すべきか;「直接的生産過程の諸結果」の意味;『諸結果』の本文に即して)
経済学入門―『資本論以後百年』をどう読むか(『資本論以後百年』の背後にある問題意識;前提的に追求されるべき方法論上の問題;『資本論以後百年』の図解について;「正‐反‐合」の図式の例解)
エンゲルス経済学の問題点(マルクスの学問的方法の無理解;『空想から科学へ』第三章の問題点;エンゲルス命題とその解釈をめぐって)
著者等紹介
黒田寛一[クロダカンイチ]
1927年10月20日埼玉県秩父町に生まれる。東京高等学校理科乙類中退。『ヘーゲルとマルクス』(1952年、理論社)を処女出版。1956年のハンガリー労働者蜂起・ソ連軍の弾圧事件と対決し、反スターリン主義運動を創造、1996年まで日本革命的共産主義者同盟全国委員会議長。2006年6月26日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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