出版社内容情報
将棋というゲームでは、対局者が強くなるほど指し手に一貫性が出て、ストーリー性のある棋譜ができあがります。
逆に初級者は、棋譜の背景にある物語をつかむことができず、ちぐはぐな手を選んでしまいがちです。
本書では「玉と大駒の配置」という観点から盤上の戦況をとらえる方法論を示します。
「いま、何が起きているのか?」が分かれば、おのずと「次に何を指せばいいのか?」ということが分かるようになるのです。
――もちろん、計算や読みの深さも大切です。しかし、それだけに振り回されず、盤全体の展開を見通し、終盤から逆算して考えることが、最終的に大きな充実感につながるのです。(まえがきより)
内容説明
盤上には「物語」がある!深い読みに頼らずとも、自然と「筋のよい手」が見えてくる。
目次
第1章 玉の位置
第2章 囲いの条件と弱点
第3章 大駒の働き
第4章 玉の位置と戦略
第5章 プラン立て
第6章 風刺対局
著者等紹介
横山友紀[ヨコヤマトモキ]
2000年生まれ。兵庫県加古川市出身。2012年、6級で奨励会入会。井上慶太九段門下。2021年、四段。若手振り飛車党のひとりとして注目を集める。四間飛車や角交換振り飛車を得意とし、本筋の手を積み重ねていく棋風(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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