出版社内容情報
将棋AIが発達したいま、「対抗形は居飛車が有利」との考え方が強まっています。
しかし、実際にやってみると居飛車側も大変ですよね。振り飛車側も工夫や研究を持っていますし、戦型での経験値では振り飛車党の方が上。知らない局面に誘導されれば、簡単に勝てるものではないでしょう。
そもそも、四間飛車にはミレニアム、三間飛車には急戦、中飛車には超速、向かい飛車には……なんて、作戦ごとに戦法の準備をするのがつらい。そのように考えたことがある方もいらっしゃるかと思います。
そこで、対振り右玉をおすすめします。
対振り右玉なら、四間・三間・中・向かい、あらゆる振り飛車と戦えます。さらに、右玉は振り飛車党も経験が少ないため、むしろこっちの土俵です。
本書は対振り飛車の右玉の戦術書です。磯谷祐維女流初段の実戦を題材にして、右玉で勝つための考え方を解説しました。
駒組みの順番、攻めの急所、受けの技術、部分的な手筋。右玉で勝つためのエッセンスを詰め込んでいます。
右玉党の方、今までとは違う振り飛車対策を覚えたい方、攻めるより受けるのが好きな方。
本書を読んで、新しい武器を手に入れましょう!
内容説明
右玉のおすすめポイント。作戦勝ちしやすい、入玉しやすい、研究にハマらない。すべての振り飛車と戦える!攻防一体の指し回しを楽しもう。
目次
序章 対振り右玉とは
第1章 対四間飛車(角道を開けるタイミング;早めの後手5四銀 ほか)
第2章 三間飛車(端角が急所;角道をキープ ほか)
第3章 中飛車(5筋の歩交換はさせない;5筋の奪還が理想 ほか)
第4章 向かい飛車(向かい飛車には角道を開けよう;積極策の後手3二金 ほか)
著者等紹介
磯谷祐維[イソヤユイ]
2003年1月15日生まれ。岐阜県各務原市出身。2024年1月3日、女流初段。力戦系を得意とする居飛車党。詰将棋で培った終盤力が武器。アマチュア時代から活躍著しく、2018年、2019年、2022年に女子アマ王位戦優勝、2021年、2022年に女流アマ名人戦優勝。また、2022年に全国アマレーティング選手権で3位入賞を果たすなど、実績多数。2024年、第8回YAMADA女流チャレンジ杯で優勝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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