出版社内容情報
知識ゼロからはじめて、本書オリジナルOS「MikanOS」を手づくりする本です。
パソコンの電源を入れOS本体を呼び出すところから様々なアプリを動かせるようになるまで、OSづくりを一通り体験します。読み進めるにつれ、いままでブラックボックスだと思っていたパソコンの中身「OS」の仕組みが分かってくることでしょう。
MikanOSはUEFI BIOSにより起動してIntel 64モードで動作、ページングを用いてメモリ管理を行い、USB3.0ドライバを搭載。ウィンドウシステム、プリエンプティブマルチタスク、ファイルシステムを持つOSです。これらの専門用語の意味もOSを作りながら解説します。MikanOSは C++ で記述します。数百行程度のプログラミング経験があれば無理なく読み進められるはずです。
本書は『30日でできる!OS自作入門』の流れを汲み「小さく作ってすぐ動かす」ステップバイステップ方式をとっていますので、無理なくマスター可能です!
エンジニアなら誰もが一度は夢見る「OSづくり」を本書で学ぼう。
第1章 PCの仕組みとハローワールド
第2章 EDK II入門とメモリマップ
第3章 画面表示の練習とブートローダ
第4章 ピクセル描画とmake入門
第5章 文字表示とコンソールクラス
第6章 マウス入力と割り込み
第7章 割り込みとFIFO
第8章 メモリ管理
第9章 重ね合わせ処理
第10章 ウィンドウ
第11章 タイマとACPI
第12章 キー入力
第13章 マルチタスク
第14章 マルチタスク(2)
第15章 ターミナル
第16章 コマンド
第17章 ファイルシステム
第18章 アプリケーション
第19章 ページング
第20章 システムコール
第21章 アプリからウィンドウ
第22章 グラフィックとイベント
第23章 グラフィックとイベント(2)
第24章 複数のターミナル
第25章 アプリでファイル読み込み
第26章 アプリでファイル書き込み(2)
第27章 アプリのメモリ管理
第28章 日本語表示とリダイレクト
第29章 アプリ間通信
第30章 おまけアプリ
付録
開発環境のインストール / MikanOSの入手 / MikanOSのバージョン間の差分確認 / ソースコードの検索 / EDK IIのファイル説明 / C++のテンプレート / iPXE / ASCIIコード表
内容説明
“知識ゼロ”からはじめて、オリジナルOS「MikanOS」を自作します。MikanOSはUEFI BIOSにより起動してIntel64モードで動作、ページングを用いてメモリ管理を行い、USB3.0ドライバを搭載。ウィンドウシステム、プリエンプティブマルチタスク、ファイルシステムを持つOSです。専門用語の意味もOSを作りながら解説。MikanOSはC++で記述します。本文中で必要となる説明を入れており、ある程度のプログラミング経験があれば無理なく読み進められます。パソコンの電源を入れOS本体を呼び出すところから様々なアプリを動かせるようになるまで。OS作りを一通り体験!
目次
OSって個人で作れるの?
PCの仕組みとハローワールド
EDK 2入門とメモリマップ
画面表示の練習とブートローダ
ピクセル描画とmake入門
文字表示とコンソールクラス
マウス入力とPCI
割り込みとFIFO
メモリ管理
重ね合わせ処理〔ほか〕
著者等紹介
内田公太[ウチダコウタ]
小学生の頃にPICマイコンのアセンブリ言語に出会い、プログラマの道に進む。東京工業大学の計算工学専攻を卒業後、サイボウズ株式会社でインフラ系のプログラミングに従事したり、東京工業大学でソフトウェア系の授業を担当したりしていた。2017年から2020年にかけて、セキュリティ・キャンプ全国大会でOS開発系のゼミを受け持った。2020年にサイボウズ・ラボ株式会社へ転籍し、OSや言語処理系の研究開発をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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