出版社内容情報
都内の洋食レストランで毎日忙しく働いていた箸本なつめは、突然の祖母の訃報に急ぎ実家がある茨城に帰った。
そこでなつめは、祖母のエンディングノートに「食堂は、孫のなつめに遺します」と書いてあったことを知らされる。
彼女は祖母の意思を受け取り、食堂『ほたる亭』を引き継ぐことに――しかしそのお店は、人間だけではなくあやかしもやってくる食堂だった…!?
和服イケメンの紅葉とともにあやかしたちの悩みを解決していく、ほかほかグルメ奇譚!
内容説明
都内の洋食レストランで毎日忙しく働いていた箸本なつめは、突然の祖母の訃報に急ぎ実家がある茨城に帰った。そこで、なつめは祖母のエンディングノートに「食堂は、孫のなつめに遺します」と書いてあったことを知らされる。彼女は祖母の意思を受け取り、食堂『ほたる亭』を引き継ぐことに。しかしそのお店は、人間だけではなくあやかしもやってくる食堂だった…!?食堂の常連・紅葉とともにあやかしたちの悩みをおいしいごはんで解決していく―じんわり心温まる物語。
著者等紹介
栗栖ひよ子[クリスヒヨコ]
茨城県出身。2018年『菓子先輩のおいしいレシピ』で小説家になろう×スターツ出版文庫大賞の特別賞を受賞し、書籍化デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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しんごろ
146
祖母の皐月の食堂“ほたる亭”を引き継ぐことになったさつき。人間だけでなくあやかしまでやってくる食堂だったわけでして、当然のように、あやかしの客がメインになるわけでして、常連客の紅葉と一緒に、悩みや問題を解決するわけですな。肩肘はらずにサクサク読めますねえ。食堂なんだけど、スイーツばかり出てきたなあ。でもね、すいとんがものすごく食べたくなります。すいとんを食べながら、日本酒で一献…、想像しただけで…、いかんいかんヨダレが…(笑)。めでたしめでたしというよりは、チャンチャンという感じの終わり方ですな。2023/11/28
Comit
50
Kindle Unlimited~祖母の遺言で、食堂を引き継ぐことになった主人公。その食堂には人間だけでなく、様々な妖たちが訪れる(*´艸`)妖たちの抱える悩みを料理を通して解決していきます。内容は終始ほのぼの(*ˊᵕˋ*)登場するホカホカ料理に、お腹が鳴ります。あー、温かいすいとん食べたい!!😋2021/10/18
はつばあば
50
人間社会で働くって言うのはこんなに若者や成人した者を疲弊させるものか。都会も今はコロナであやかし達もちょろっと人間社会に入り込んでいるかもしれないですねぇ。宗教にハマるわけでは無いが神様にも仏様にも手を合わせたい。鬼=コロナと考えるなら、鬼を蔓延らせるのは中共ともIOCでもあり日本政府でもあるかも。すいとんが美味しいと思える世代でない我々世代。もう少し謙虚に生きて行くべきだと教えられるあやかし本。茨城県に実際に行われているらしい夏祭り。日本を、土地も人もあやかしも大事にしなくちゃと思わせてくれる本でした2021/07/02
hirune
46
【Kindle】田舎町であやかしも来る食堂を営み始めた女性なつめと神やらあやかしたちのお話し。あやかしたちの問題を美味しい料理を提供しつつ解決するべく頑張るんだけど、とっても軽かった。諸悪の根源な鬼との決戦も意外とチョロかったしな😅私としてはなつめの相手には農園のお兄さんがおすすめだったんですが、存在感薄くてもったいなかった。。2021/09/10
けんさん
27
『読書の箸休めに、気楽に楽しめる一冊!』 祖父の食堂『ホタル亭』を継いだなつめ。 ホタル亭に集うあやかしたちが引き起こす問題を、なつめの作る料理が解決していく。 読後には、すいとんが食べたくなること間違いなし!2022/07/04