出版社内容情報
定石覚えて2目弱くなりと言うけれど・・・
「局面に適していない場合でも覚えている定石だけを打ち、石の方向が悪くなってしまう」というミスを戒める格言です。
せっかく定石を覚えたのに、上達の逆効果になってしまっているのでは非効率です。
そうならないためには以下のようなことが重要です。
・局面に適さない定石を打たないように、複数のパターンの定石を覚えておく
・定石の手の意味を一手一手丁寧に覚える
・石の良い方向を身につける
本書は布石や定石の仕組みから丁寧に解説しています。
「なぜ布石は隅や辺から打ったほうがいいのか」「定石を打って悪くなるパターンはどのようなものか」など、
原理的なところから理解できます。
また、実戦に頻出の定石を148個紹介しています。事典としても使えるので、ぜひ有効活用して定石の習得に役立ててください。
本書一番の特長として、紹介した定石を用いた序盤30手の19の進行例を「一手ずつ解説」しています。
「周辺の状況がこうだからこの定石を選ぶ」という実戦的な解説をしているので、覚えやすくより役立つ形で身につけることができます。
序盤の基礎完成にはピッタリの一冊となっています。
内容説明
上達の秘訣は序盤の30手にあり!事典として使える148の基本定石を収録。
目次
第1章 布石の仕組み
第2章 定石の仕組み
第3章 頻出定石紹介(「星」編(ケイマ受け;ツケ二段;一間バサミ;二間高バサミ;ツケノビ ほか)
「小目」編(一間高ガカリ;一間高ガカリ 上ツケ;一間高ガカリ 一間バサミ;一間高ガカリ 二間高バサミ;小ゲイマガカリ コスミ・ケイマ ほか))
著者等紹介
大橋成哉[オオハシナルヤ]
平成2年(1990年)7月6日生。大阪府出身。仲邑信也九段門下。平成17年入段、20年二段、22年三段、23年四段、25年五段、26年六段、27年七段。日本棋院関西総本部所属。平成18年(2006年)第1回広島アルミ杯若鯉戦本戦出場。平成22年(2010年)第37期天元戦本戦出場。平成29年(2017年)第43期天元戦本戦準々決勝進出(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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キリル