出版社内容情報
本書は右四間飛車エルモ囲いの戦術書です。
右四間飛車エルモ囲いは名前の通り、右四間飛車とエルモ囲いを組み合わせた戦法で、対振り飛車戦における有力な急戦策です。
現在では、大橋六段や本田五段ら若手棋士の間でも多く採用されており、その優秀性はお墨付き。
本書ではテーマを「対▲石田流」「対▲三間飛車」「対▲四間飛車」や、相手が右四間飛車を警戒する指し方「対4→3戦法」「対いきなり△8八角成からの△4五角戦法」に絞り、徹底解説しました。
トマホークや三間飛車藤井システムの台頭により、対振りには堅さが正義の居飛穴時代は終わりました。
新時代の新急戦、右四間飛車エルモ囲いを習得しましょう。
内容説明
エルモの堅陣+右四間の猛攻。後手番で積極策。凶暴すぎる居飛車急戦。
目次
序章 本書の概要
第1章 対石田流
第2章 対三間飛車
第3章 対四間飛車
第4章 序盤徹底考察編―序盤で研究勝ちを目指す
第5章 実戦編
第6章 右四間飛車の宿命
著者等紹介
鈴木肇[スズキハジメ]
元奨励会三段の実力者。アマチュア大会では、第32期全国アマ王将、第72期全日本アマチュア将棋名人など輝かしい実績を持つ。現在は将棋講師として、はじめ将棋教室、青葉はじめ将棋教室、両国将棋塾を運営、週刊ビッグコミックスピリッツで連載中の将棋漫画『リボーンの棋士』の棋譜監修を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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akihiko810/アカウント移行中
15
トップアマによる、対振り・右四間飛車エルモの棋書。 エルモ囲いの登場により、玉が角のラインに入らないというメリットを引っ提げて暴れる。右四間飛車エルモだが、相手によっては、エルモにせず、右四間にせず、という戦い方も紹介し、右四間飛車エルモは本書の半分くらい。 しかし、難解な変化が多く一読したくらいではよくわからなかった /対四間飛車には、米長玉(端玉銀冠)がいいようだ。あと、エルモ囲いは右金が▽71金にして、飛車の打ち込みを消すのが堅いらしい2021/12/28
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- 無意識過剰 文春文庫