内容説明
最新型ものづくりはＡｎｋｅｒに学べ！創業から８年で約８，５００％成長。スマートフォン／タブレットアクセサリ市場を席巻する大人気ハードウェアメーカーの秘密が今、ベールを脱ぐ。彼らのビジョン、戦略、カルチャー、歴史、未来…そのすべてを徹底解剖！
目次
序章 Ａｎｋｅｒグループを知るための重要な１０のキーストーリー
第１章 Ａｎｋｅｒの誕生とコアとなる経営ビジョン
第２章 中央集権化しない組織構造と多様性のある企業文化
第３章 ユーザーの声を反映するＡｎｋｅｒ流ものづくりの理念
第４章 「体験」を通じた顧客との信頼づくり
第５章 アンカー・ジャパン独自の事業戦略
第６章 Ａｎｋｅｒグループがこれから向かう場所
著者等紹介
松村太郎［マツムラタロウ］
ジャーナリスト・著者。１９８０年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒業後、フリーランス・ジャーナリストとして活動を開始。モバイルを中心に個人のためのメディアとライフ・ワークスタイルの関係性を追究。２００７年より、キャスタリア株式会社に参画。取締役研究責任者として、ＩＴと学びによる社会問題の解決をテーマにサービス開発に取り組む。２０１４年にプログラミング必修の通信制高校、コードアカデミー高等学校を設立。２０２０年より情報経営イノベーション専門職大学にて教鞭をとる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ミライ
37
モバイルバッテリー・ケーブルは基本的にAmazonで購入しているのだが、気付いたらANKER製品ばかりを買っていて、この企業いったいどういう企業なのか？と前々から気になっていたのだが、うってつけの書籍が発売されたので購入。本書は中国での創業から日本支部の立ち上げ～爆速での成長まで、ANKERのビジョン・歴史・未来・戦略等のすべてを徹底解剖した一冊。販売をアマゾン一本に絞ったり、人事評価もアマゾンの★の数で決まるなどアマゾンネイティブでスタートしながら徐々に販路を広げつつ成長していく過程は一読の価値あり。2020/05/10
gill
6
「すごい勢いでモバイルバッテリーやPC周辺機器でシェアを獲得した」、「Google出身者創業の中国企業」、「PD充電器が小型で安くて性能良くて最高」という程度しか知りませんでしたが、気になっていたメーカーだったので読みました。創業者はサーチエンジニアで、検索や広告の最適化の畑の方だったんですね。ECプラットフォーム（Amazon）を最大限に活用する・優れた製造技術の集まる深圳に本拠地を置きファブレスモデルを採用するといったそれぞれの戦略が非常に合理的で、「なるほど～」と感嘆するばかりでした。2021/09/05
Sumiyuki
5
販売チャネルを顧客と直接つながるアマゾンに絞り、顧客の評価を受け止め、販売後のサポートの徹底、次回製造ロットからの改善や新製品に活かす。品質管理がされたファブレス。Ganの実用化に向けた着眼点が面白かった。破壊的イノベーションは起きなさそうだけども、たとえ他社が起こした技術革新も顧客ファーストのため追いつきそうな体制。2021/10/09
クリアウォーター
3
★★★★☆爆発的に成長を続けるメーカーに関する本である。創業者はグーグル出身のエンジニアであり、もうそれだけで私が住む世界とは次元が違うおとぎ話かと思ったが、全くそんなことはなかった。「ものづくり」で大切なことを守りながら、常にアップデートを続けている。それは特別なことではなく、エンジニアにとっては当たり前のことである。最後に。今の私に勇気をくれた一文を書いておく。「創業者はソフトウェアエンジニアの経験をものづくりに応用しようと考えた」今の私が進んでいる方向は間違っていない。2020/08/14
yusatoh
2
モバイルバッテリー等で有名なAnkerの本。 中国本社のグローバル企業ながら、アンカー・ジャパンの存在が大きく、日本初の施策も多いよう。 カスタマーサポート重視の会社。Amazonレビューには常に目を光らせVOCを拾って、改善までのスピード感が2ヶ月とメーカー(ファブレスだけど)にしては驚異的速さ。2020/05/30
