出版社内容情報
本書はタイトル獲得41期を誇る里見香奈女流四冠の妙手、鋭手、勝負手などを次の一手形式で紹介する本です。
終盤戦を中心に「出雲のイナズマ」が閃光を放つ局面を100題、師匠の森けい二九段が出題&解説しています。
また巻末にはロングコラムもあり、師弟の出会いや、里見女流四冠が奨励会に挑戦を決めたときの経緯についてなど、思い出を語っています。
里見女流四冠のファンの方にはもちろん、終盤の切れ味を身につけたい方に、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
内容説明
勝利をもぎ取る100の技。
目次
初対局、初勝利(第27期女流王将戦予選 森安多恵子女流三段戦)
送りの手筋(第17期女流王位戦予選 鹿野圭生女流初段戦)
急所を攻める(第28期女流王将戦予選 山田朱未女流初段戦)
読み切りの一手(第33期ユニバーサル杯女流名人位戦予選 井道千尋女流2級戦)
両取りを逆用する(第33期ユニバーサル杯女流名人位戦B級 古河彩子女流二段戦)
開き王手(第33期ユニバーサル杯女流名人位戦B級 中村真梨花女流初段戦)
するどい狙い(第33期ユニバーサル杯女流名人位戦B級 山田朱未女流初段戦)
捨て桂(第20回レディースオープントーナメント 村田智穂女流初段戦)
攻めをつなげる(第34期ユニバーサル杯女流名人位戦A級 斎田晴子倉敷藤花戦)
両取りの受け(第1期マイナビ女子オープン本戦 中井広恵女流六段戦)〔ほか〕
著者等紹介
森〓二[モリケイジ]
1946年4月6日生まれ。高知県中村市出身。1963年、5級で奨励会入会。(故)大友昇九段門下。1968年4月、四段。1976年4月、八段。1985年12月、九段。2009年、奨棋栄誉敢闘賞(通算800勝)。2017年5月、引退。将棋を覚えたのが16歳と晩学ながら、わずか半年でアマ三段の実力になる。奨励会を抜けてプロ入りを果たすと順調に昇級昇段を重ねて、1978年、第36期名人戦で中原誠名人に挑戦。1982年、第40期棋聖戦で二上達也棋聖を破って初タイトルを獲得。1988年、第29期王位戦で谷川浩司王位(名人・棋王)を破って王位を獲得。タイトル戦登場は8回、獲得は2期。棋戦優勝は2回。将棋大賞は1976年度、勝率1位賞・連勝賞・殊勲賞など合計6回(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。