出版社内容情報
12歳のときに事故で両親を亡くした主人公の梨花。
その後親戚中をたらい回しにされ、各家庭で「厄介者」として不遇な扱いを受けていた。
ある日、祖父の古い友人だという百鬼(なきり)に引きとられ、
百鬼が東京の神楽坂で経営する『百鬼あやかし診療所』でお手伝いをすることに――。
不思議な診療所を舞台に巻き起こる人間とあやかしのほのかな恋愛物語。
内容説明
十二歳のときに事故で両親を亡くした主人公の梨花。親戚中をたらい回しにされ、各家庭で「厄介者」として不遇な扱いを受けていた。ある日、遠い親戚の友人だという百鬼に引きとられ、百鬼が東京の神楽坂で経営する『百鬼あやかし診療所』でお手伝いをすることに―。不思議な診療所を舞台に巻き起こる人間とあやかしのほのかな恋愛物語。
著者等紹介
長尾彩子[ナガオアヤコ]
東京都出身。「にわか姫の懸想」で、2010年度ノベル大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はつばあば
46
表紙の絵も見ずただただ読んでいると、どこからか「古城」が聴こえて雰囲気が盛り上がった(笑)。狐の神様がツンデレで・・こういう可愛いツンデレさんは我が家の猫しかいない(#^^#)。2019/12/11
あゆみ
22
★★★★☆ 『千早あやかし派遣會社』シリーズが好きなので、千早、由莉、豆大福の登場が何より嬉しい!「大切に手をかけて育ててやった蝶の翅を毟るのは愉しいからな。俺は極上の快楽を得るためならば、手間と時間を惜しまない主義」と言いながら憎い巫女姫の生まれ変わりである由莉を過保護に溺愛する青依が、5年前封印から目覚め弱っていた時に助けてくれたのが梨花だと終盤梨花の背中の傷を診るまで気づかなかった、というのが解せない。いずれ復讐すると言いながらも恩人なので溺愛しているツンデレという設定の方が納得いく。→2020/02/21
Kana
18
好きな作家さんの作品。千早あやかし派遣會社の由莉と千早と豆大福が出てきて嬉しくなった。主人公の梨花を後見人として引き取った青依のツンデレぶりが面白い。うさぎの張子の白玉団子も可愛い。梨花と青依がどうなっていくのか楽しみ。2020/03/26
にゃうぴょん
16
千早あやかし派遣會社の千早、由莉、豆大福に会えて懐かしくまたその後が見たいなと思います。青依と梨花のツンデレからの激甘に続きが楽しみです。2019/12/16
悠
5
☆☆☆2025/06/15