出版社内容情報
本書は、広範な「情報セキュリティ」という分野について、基礎的な部分を一通り網羅して学べるようにした本です。既存のツールやソフトの使い方を紹介するのではなく、できるだけ自分の手を動かして理解しながら読み進めていく形式にしました。具体的には、Web、暗号、ネットワークなど、情報セキュリティにおいて取り扱われることの多いトピックについて、プログラミング言語Pythonによる実装を交えながら、攻撃手法や防御技術の原理を理解していきます。本書で攻撃者の手の内を知ることができ、またそれを防御に生かすという意味で非常に役に立つでしょう
世の中には既に便利なツールやライブラリがあるのに、「ファジングツールの自作」や「簡易サンドボックスの実装」をあえて行う目的は、その原理をより深く理解するためです。このことがきっかけとなって、情報セキュリティをさらに深く学んだり、「これは面白い!」と感じられる興味分野を見つけるきっかけになってくれたら幸いです。
本書を読み終えたならば、新しい技術を創造できるエンジニアになるための一歩を踏み出したといえるでしょう。
内容説明
情報セキュリティでよく利用するPythonを活用しセキュリティ理解に必要となるコーディングについて実践形式で学ぶ。Web、暗号、ネットワークなどコード実装を交えた攻撃手法を具体的に解説。
目次
0章 環境構築
1章 Pythonチュートリアル
2章 基礎知識
3章 ネットワークセキュリティ
4章 Webセキュリティ
5章 暗号
6章 ファジング
7章 無線技術とセキュリティ
8章 仮想化技術とセキュリティ
9章 総合演習
著者等紹介
森幹太[モリカンタ]
東京都町田市出身。首都大学東京在学中(2019年2月時点)。情報セキュリティスペシャリスト(2016)
坂井弘亮[サカイヒロアキ]
富士通株式会社ネットワークサービス事業本部、富士通セキュリティマイスター(ハイマスター領域)、SecHack365トレーナー。セキュリティ・キャンプ講師、SECCON実行委員、アセンブラ短歌六歌仙の一人、バイナリかるた発案者、技術士(情報工学部門)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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