出版社内容情報
紀元前に発生し、世界中に広まった乳製品、チーズ。
その種類は1000を超えるといわれています。
これだけ多様なチーズが世界に存在しているのは、チーズの原料、製法、食べ方が、土地それぞれのテロワール(風土)と文化を色濃く反映しているからです。
そこで本書では、世界各地の特徴的なチーズを、国別、地域別に紹介します。
それぞれのチーズのおいしい食べ方、料理やお酒とのあわせ方、旬、おすすめの熟成期間などがわかることはもちろん、
どうしてそのチーズがその地域で現在の味わいに至ったのか、という背景にまで踏み込んで解説。
知れば知るほどおいしくなる、チーズの奥深い世界へとご案内します。
内容説明
国・地域別に産地のテロワール(風土)にふれつつ、原料、製法、味わい、楽しみ方を紹介。
目次
Introduction チーズの基礎知識(そもそもチーズってなに?;チーズは世界中で愛されている;チーズの種類はいくつある?;チーズの分類法;チーズの種類1 フレッシュタイプ;合カビタイプ;ウォッシュタイプ;シェーヴル、ブルビタイプ;青カビタイプ;非加熱圧搾・加熱圧搾タイプ;パスタ・フィラータタイプ;プロセスチーズ)
食べてみたい世界のチーズ170種類(フランス;イタリア;大陸ヨーロッパ;北欧;英語圏;日本)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roatsu
22
葡萄酒の図鑑とともに購入。一緒に読むと食欲が募って始末が悪い(笑)。欧州を中心に多くのチーズがその製法や味わい等の特徴と共に紹介され、各国産チーズの個性と多様さを改めて学べる良い資料。フランスのチーズへの紙幅の厚さに改めて驚く。それだけ同国産チーズの種類が多彩ということ。世界的に有名なチーズから日本では流通が希少なもの、そして数は少ないけれど世界に向け頑張っている日本産チーズまで終始面白く読める。何度も読み返し、日常の中で気の利いた一品を買って食べてみるのに役立てたい一冊。2019/03/03
Mimi Ichinohe
1
チーズが好きなので、つい買っちゃった☆今、日本ではナチュラルチーズはフランス式に7種に分類されている。マスカルポーネなどのフレッシュタイプ。カマンベールなどの白カビタイプ。表面を塩水やお酒で洗って熟成するウォッシュタイプ。ヤギや羊のミルクで作ったシェーブルとブルビ。青カビを繁殖させて熟成させた青カビタイプ。長期熟成されるハードタイプとセミハードタイプ。モッツァレラなどのさけるチーズのパスタ・フィラータタイプ。自分の好きなタイプのチーズと生ハムとオリーブと珈琲があると最高。2019/11/22