感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
7
再読。飯島と金子、ふたりの新人執行人の明暗を分けたもの。合法的な殺人という狂騒劇の中で、狂気に身を委ねるか否か、かな。岩尾ヒサエは井手の言葉を簡単には受け入れなかったが、それでも井手の言葉は彼女の中に残った。叶ヒロシの中で、ケイコの存在がほんのちょっぴり、足跡を付け始めたように。2016/03/21
そのじつ
3
サバイバルゲームが好きだったという作者の面目躍如。2014/01/10
Catch_22
2
相変わらずみな狂ってる。2013/04/22
mochi
1
やりきれない。ヒサエが寺島に言ったことはもっともなんだけど…ずっとそばにいてくれる友は大事。2025/04/21
shikami
0
岩尾の言うことを聞かない二人。死の瀬戸際の状況になってもまだぬるく、どこか抜けている。そしてやはり叶の前では生き残ることはできず、あっけなく死ぬのである。執行人とて対象者側より有利とはいえ、死の危険が常に付きまとうし、むこうの世界では敵討ち制度は常識で、背後では戦争が続いており、日常的に人がどんどん死ぬ。そんなこと言ったらこっちの世界も大して変わらないですか。ところでケイコは叶のどこに惹かるのか分からないのですけど、まあこれも人の勝手でしょうね。2010/03/05