内容説明
近未来の車として注目が集まる「自動運転」だが、世界の主要な自動車メーカーやグーグルやアップルも参入し、自動運転のデファクトスタンダード競争が世界規模で激しさを増している。また、近年多発している高齢ドライバーによる事故の軽減を目指し、完全自動運転についての動きが加速している状況だ。自動車産業の歴史のなかで、自動運転は最大級のトピックであり、製造や販売の面で自動車産業の構造を大きく変える影響力を持つことになる。本書では、激動期を迎えた自動運転について、まだまだ知られていない、目からウロコが落ちるような「自動運転の未来」を紹介する。
目次
第1章 自動運転激動期へ突入した世界
第2章 そもそも自動運転とは何か?
第3章 完全自動運転と運転補助の違い
第4章 乗り越えなければならない多くの課題
第5章 高齢ドライバーと自動運転
第6章 所有から共有へ―自動運転で人と車の関係が変わる
第7章 2025年までに実現するさまざまな自動運転
著者等紹介
桃田健史[モモタケンジ]
ジャーナリスト。1962年生まれ。欧米、中国、東南アジア、中近東などを定常的に巡り、自動車、IT、エネルギーなどの分野を取材。ダイヤモンド、日経BPなどの経済メディアや自動車関連メディアで多くの連載を持つ。レーシングドライバーの経歴から、日本テレビなどで自動車レース番組の解説も行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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tokkun1002
10
2017年。p49米国自動車技術会SAEの自動運転レベル5p80自動ブレーキの誤解p84運転支援システム-アイサイト-ホンダセンスp86最重要課題-アセスメントp118レベル2テスラで死亡事故p124ハッカー2015年FCAで140万台リコール…向こう5年はないね。2017/09/07
matypoyo
0
自動運転、どうなっていくんだろう?開発競争が激化していっていますが、それ以上に気になるのが、法制や保険関係。ここいらがクリアになっていかないと難しいんじゃないかなと思う。ただ、特区構想でぐいぐいと進みそうな気もするので、まだまだ先というのはいえないのかも。それにしても、自動車企業とIT企業で自動運転へのアプローチが違うのが面白いなと。たしかに、従来アプローチだとIT企業が勝負できないのはわかっているから、なおさら、勝負的なやり方が必要なのかもしれませんが。。。2017/04/20
めぐりん
0
自動運転とは何かを知るために借用。サクサク読める書き振りで、初心者としては役立つ。自動化の方向には周辺環境を制御して全自動化から入る方法と通常の運転の部分を代替していく方法との2つがあるということが新鮮。2017/04/03
井上岳一
0
かるーい内容。一次情報はいっぱい持っているようだけど、本に書かれている内容は表面的。秘密に触れるから書けないってことなんだろうけど。2017/03/02
こゆ
0
2017年の本。未来予想に対する答え合わせをしながら読んだ。聞いたこともないプロジェクトやベンチャー企業の取組が載っているが、これは俺が無知なだけなのか、それとも頓挫してしまったのか。一部の技術はすでに実用化されて多くの車に搭載されているが、少なくともレベル5相当の自動運転やライドシェアといったことはまだ普及しているとは言えない気がする。あと5年は必要かもしれない。2025/01/15