内容説明
将棋の勝ち方はアマヒコに聞け!優勢の将棋で勝ちを逃さない技術+劣勢の将棋を跳ね返すテクニックを実戦講義。勝つための極意がここにある!!
目次
第1部 講座編―横歩取りの現在
第2部 自戦記編(堀口一史座七段戦;井上慶太九段戦;戸辺誠六段戦;戸辺誠六段戦(指し直し局)
青野照市九段戦
野月浩貴七段戦
中田宏樹八段戦
中村修九段戦
島朗九段戦
泉正樹八段戦
豊川孝弘七段戦)
著者等紹介
佐藤天彦[サトウアマヒコ]
1988年1月16日生まれ。福岡県福岡市出身。1998年9月6級で中田功七段門。2006年10月1日四段。2009年4月30日五段。2011年4月21日六段。2012年4月19日七段。竜王戦は1組、順位戦はB級1組に所属。居飛車党で、研究が深く、今後タイトルに絡む活躍が期待される期待の若手棋士。2008年、第39期新人王戦で棋戦初優勝。2011年、第42期新人王戦で2度目の優勝。同年、第82期棋聖戦で挑戦者決定戦進出。将棋大賞は第36回(2008年度)に新人賞、第28回(2010年度)に勝率1位賞と連勝賞を受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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太田青磁
13
戸辺六段との千日手指直し局、中田七段との全勝対決、和泉七段との粘りの逆転が光る。全11局を解説を読みながら並べてみたが、どの局も工夫があり読み応えがあった。ぜひB級1組、A級、そして名人戦の自戦記を読みたいと思う。2016/07/07
そり
13
天彦先生のファンとしては、ようやくきたか、と思わずにいられない。▼一番印象的なのは戸辺誠六段戦千日手指し直し局。持ち時間が減ってしまった戦いで、三段目玉という珍しい玉形。端攻めと見せかけて自分の玉形を広くする、という秀逸な守りの構想。▼結局これは実現しなかったけれど、他の対局でも同じように、天彦先生は局面の要所を的確に掴む。冷静や余裕からくるのだろう、バランスの良さがなんとも頼もしい。2014/12/30