内容説明
女流文学関係・中世自照文学関係・京極派和歌関係の考察を中心に収録。研究の舞台裏を明かすエッセイも加え、和歌・物語・日記文学の面白さを新たに照らす書。物語、和歌研究者・愛好者必読の一冊。著作目録付き。
目次
女房生活追想
中世自照文学考
京極派論考
幼女から少女へ
歌舞伎狂の小娘
疑似ライブラリアンの記
大学時代から現在へ
インタビュー
著者等紹介
岩佐美代子[イワサミヨコ]
大正15年3月東京生まれ。昭和20年3月女子学習院高等科卒業。鶴見大学名誉教授。文学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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双海(ふたみ)
9
大正15年3月東京生まれ。昭和20年3月女子学習院高等科卒業。鶴見大学名誉教授。女流文学関係・中世自照文学関係・京極派和歌関係の考察を中心に収録。研究の舞台裏を明かすエッセイも加え、和歌・物語・日記文学の面白さを新たに照らす書。二・二六事件当日の話が生々しい。2023/11/25
バーベナ
2
『三度目の恋』から平安時代の風俗に興味をもって手に取った。そしたら、あまりの上品な文章にびっくり。著者:岩佐美代子氏は、渋沢栄一の曾孫で国文学研究者。昭和天皇第1皇女子に仕えた話も印象的。高貴な方ってユーモアがある。2022/01/08
Waka
0
岩佐美代子先生を敬愛していると知ってくれている友人からのプレゼント。小論的なものとエッセイ的なものの入った図書で、最後にインタビューが挟まれている。 どちらかというと小論的なものを期待していたのだが、エッセイのほうにも「さすが岩佐美代子」という、しみじみ迫ってくるものがあり、良かった。 京極為兼が唯識論と関わっているとこの図書で知り、唯識論への関心が持てたのも良かった。それが岩佐先生のほかの図書を読む足掛かりにもなった。2022/09/18
サチ
0
図書館で借り読み。レポートのために。全編京極派ネタという訳じゃなくてがっかり。2019/07/08
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