内容説明
幇間・藤八たち一行が花見を愉しむ舟に、気を失った若い武士が流れ着く。その男の首には妖しい白い蛇が巻きついていた。両国で興行を打つ一座で評判の美人姉妹。出し物のひとつは、姉・紅大夫による白蛇を使った手妻。相次いで起こる事件の現場に必ず現れる白蛇は一座の白蛇なのか?藤八がその謎を追うと、若い武士たちによる謀議が浮かび上がってくるのだった。
著者等紹介
竹河聖[タケカワセイ]
東京都生まれ。青山学院大学文学部史学科卒業。1985年デビュー。ホラー、伝奇小説、ファンタジーを中心に続々と作品を発表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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