内容説明
吉祥寺の生活雑貨店Roundabout|OUTBOUNDの店主が厳選する実用的で美しい日用品。
目次
ステンレス製角バット
ステンレス製厨房用品
VITLAB(ビットラボ)|メジャーカップ
OXO(オクソー)|ダイコングレーター
野田琺瑯|漏斗、バターウォーマー
Arc International(アルクインターナショナル)|ジャムジャー
チェコ軍放出品|乳鉢
STOCKMAR(シュトックマー)|ペイントジャー
ritter(リッター)|ピーラー
柳宗理|ステンレスボール、パンチングストレーナー〔ほか〕
著者等紹介
小林和人[コバヤシカズト]
1975年、東京都生まれ。幼少期をオーストラリアとシンガポールで過ごす。1999年、多摩美術大学卒業後、国内外の生活用品を扱う店Roundaboutを吉祥寺にて始める。2008年には、やや非日常に振れた品々を展開する場所OUTBOUNDを開始。両店舗のすべての商品のセレクトと店内のディスプレイ、年数回のペースで開催される展覧会の企画を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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きりぱい
7
おすすめの道具を紹介する似たような本は色々あるけれど、これはアートな雰囲気でちょっと違う。吉祥寺にある生活用品を扱う見るからに渋いお店のオーナーだそうで、柳宗理や野田琺瑯、オクソーやカイボイスンなど、紹介されがちな道具も出てきながら、その測る基準がいい。当たり前だけど、コップはコップらしく、その機能だけを果している姿は古くてもいつまでも新しさを失わないのだそうだ(わかるようなわからないような?)。シール蓋じゃない琺瑯製のバターケースや、ビットラボのメジャーカップ、栗懐中箸入れなんかいいなあ。 2012/03/02
ケニオミ
6
一度も入ったことはないのですが、吉祥寺をチャリで通過するときに気になっていたお店で扱われている日用品を紹介した本です。ページを捲ると「これ欲しいな」と思うけれど、どれも我が家の実態にマッチしないようだし、値段も張るので、二の足を踏んでしまう素敵な日用品ばかりです。自転車暴走族の僕としては、ポンチョ風の自転車用レインコートが一等欲しかったですね。今度チャリで吉祥寺に行ったとき、じっくりと観察してこ~よおっと。2012/07/03
nappyon
1
「用途に対して適切な形状と素材、そして品質が採用された日用品」を展示する美術館を歩いているような気分で読んだ。日用品でありながらまるで美術品!素材や形状にたくさんの選択肢があるなかで、ただその物に対して必要十分な要素だけを突き詰めていく作業は一つの芸術作品を作るのと同じなのだろうなあ。2012/02/29
takao
0
いいね。2017/10/13
ココアにんにく
0
「コップらしいコップ」はいつまでも「あたらしさ」を失わない。色褪せないデザインは、奇抜なものではなくて美しいもの―など哲学的名言が冒頭に。縦に溝が掘ってあるブレッドボードがすごくいい。溝にパンくずが落ちる。野田琺瑯、マリメッコはどの本でも出てくるが、本書の写真はしぶい。見ていて楽しいだけでなくメーカーとサイズ・価格が明記してあるので資料としても価値が高い本。2015/12/14