内容説明
誰のため、何のための「開発」かという当然の疑問をいま私たちは発するべきではないだろうか。
目次
序章 南の国とニッポン人(“豊かな日本”;インドネシアとニッポン人;開発を問う)
第1章 土佐の村・ジャワの村(森の隠遁者;「満州」棄民 ほか)
第2章 二つの刃物(“焼き按配”は口では伝わらぬ;やはり鍛冶屋 ほか)
第3章 ベチャと“コルト”(路上で死ぬ人、死なす人;人間の顔をした移動 ほか)
第4章 小さな民・大きな企業(裸足のジャムー売り;エス・リリンの歌―日本民衆の商業進出 ほか)
『小さな民からの発想』はどうやって生まれたのか―村井吉敬が考えたこと
著者等紹介
村井吉敬[ムライヨシノリ]
1943‐2013年。早稲田大学大学院経済学研究科博士課程中退。上智大学外国語学部、早稲田大学アジア研究機構研究員教授を歴任
宮内泰介[ミヤウチタイスケ]
1961年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。博士(社会学)。北海道大学大学院文学研究院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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