出版社内容情報
「ラーマーヤナ」と並んでインドでもっとも人気のある叙事詩「マハーバーラタ」の本格的研究書。「マハーバーラタ」はインドの宗教・思想・文化に大きな影響を及ぼしているとともに、インドネシアのワヤンの重要なモチーフにもなっているように、アジア全域の文化に深い影響を与えました。アジアの興味のある人ならきっとどこかで「マハーバーラタ」に触れているはずです。この本はインド文化の専門家による研究書ですが、あらすじや登場人物についても詳しく述べられているので、だれでも楽しく読めます。
主要登場人物
あらすじ
第1部 叙事詩『マハーバーラタ』の世界
第1章 誓いと運命:ビーシュマの物語
第2章 カルナの悲劇
第3章 誓いの物語『マハーバーラタ』
第4章 『マハーバーラタ』における越境
第5章 クリシュナの物語『マハーバーラタ』
第6章 『マハーバーラタ』の運命論
第7章 『マハーバーラタ』の人間類型試論
第2部 現代インドと『マハーバーラタ』
第8章 テレビドラマ「マハーバーラタ」
第9章 ビーシュマとガーンディー
第10章シヴァ-ジー・サーヴァント『死の征服者』
第11章インド映画の中の『マハーバーラタ』
参考文献目録
人名索引
目次
第1部 叙事詩『マハーバーラタ』の世界(誓いと運命―ビーシュマの物語;カルナの悲劇;誓いの物語『マハーバーラタ』;『マハーバーラタ』における越境;クリシュナの物語『マハーバーラタ』;『マハーバーラタ』の運命論;『マハーバーラタ』の人間類型試論)
第2部 現代インドと『マハーバーラタ』(テレビドラマ「マハーバーラタ」;ビューシュマとガーンディー;シヴァージー・サーヴァント『死の征服者』―現代インドに生きる『マハーバーラタ』の英雄カルナ;インド映画の中の『マハーバーラタ』)
著者等紹介
前川輝光[マエカワテルミツ]
1954年熊本県生まれ。大阪外国語大学ヒンディー語科、東京外国語大学大学院地域研究研究科、東京大学大学院人文科学研究科(宗教学・宗教史学)に学ぶ。1997年東京大学より博士(文学)。現職、亜細亜大学国際関係学部教授。専攻はインド宗教・文化論、宗教学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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