タニヤの社会学―接待から買春まで…バンコク駐在員たちの聖域

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  • サイズ B6判/ページ数 197p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784839601409
  • NDC分類 368.4
  • Cコード C0030

出版社内容情報

タイ・バンコク在住の日本人の男たちがみんな腰を抜かすようなショッキングな本!
タニヤ通り──飲み屋(ほとんどカラオケ)300軒!
バンコクにありながらそのすべてが日本人専用という、とんでもないピンクゾーンです。なんとセーラー服のコスプレ(もちろんタイ人ホステスです)や、野球拳が大人気!「接待」というのはここで遊び、買春することだとか。
あまりのハレンチぶりに怒った日本人駐在員の妻が、この「タニヤ」の実態を徹底的に調べ、なんとタイの名門チュラーロンコーン大学大学院の修士論文として提出しました。
調査対象の日本人男性200人、タイ人ホステス40人!
マジメな本ですが、スキャンダラスな匂いがプンプン。

はじめに──「タニヤ」の存在理由を求めて
第1章 タニヤ研究の枠組み
第2章 日本会社文化とそのタイにおける展開
第3章 タイ性産業──驚異的な発展の経済・文化および社会的背景
第4章 タニヤの誕生、展開、変容
第5章 タニヤにおける実態調査
第6章 実態調査を終えて──タニヤが映し出す日本社会とタイ社会

娘に似たホステスを連れ出し「疑似近親相姦」を楽しむオジサン、「また会いたいわ」の一言で、何万、何十万もつぎ込むビジネスマン。
接待=買春の実態を、駐在人の奥さんが徹底的に調べました。

内容説明

日本の男性はおかしいんじゃないの?日本人専用歓楽街と呼ばれる「タニヤ」。バンコクのホステス40人、日本人200人に面接調査。

目次

第1章 タニヤ研究の枠組み
第2章 日本会社文化とそのタイにおける展開
第3章 タイ性産業―驚異的な発展の経済・文化および社会的背景
第4章 タニヤの誕生、展開、変容
第5章 タニヤにおける実態調査
第6章 実態調査を終えて―タニヤが映し出す日本社会とタイ社会

著者等紹介

日下陽子[クサカヨウコ]
青山学院大学文学部英米文学科卒業。夫の赴任に伴い、1996年10月から3年間、タイ・バンコクで暮らす。想像していた駐在員生活とはあまりにもかけ離れた状況と、日本人専用歓楽街と呼ばれる“タニヤ”の存在に疑問と関心を抱き、’97年6月タイ国立チュラーロンコン大学大学院タイ・スタディーズコースに入学し、文化全般について学ぶとともに、タニヤの実態調査を行なう。この研究成果をのちに本書の原型となる修士論文、「Japanese Corporate Culture and Its Dynamics in Thailand: A Case Study of Thaniya Area」として完成させ、’99年10月同大学院修士課程を修了する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てくてく

1
バンコクの日本人向け接待街ないしは風俗街を調査した修士論文に基づいたもの。いわゆるトムヤムクン・ショックと呼ばれるタイの経済行からまだ間もない時期(2000年)に発行されたものなので、それよりも豊かな国となった現在では多少状況は異なるだろう。但し、海外においても排他的・閉鎖的なコミュニティを形成しようとする日本人のビジネス社会のか弱さ、それに応じつつ利益をあげるタイ側の風俗業界のしたたかさは興味深かった。2014/05/16

h1r04

0
時代性も結構分かって参考になった。研究に役立てます。2024/05/09

くまパワー

0
夫がタニヤのクラブに行くことが疑問と関心を持ち、妻がチュラ大に進学し、タニヤの実態調査を基づいた修士論文である。タニヤの基礎として日本の会社文化、日系のタイ進出、タイの性産業を分析、最も中心な部分は4章5章タニヤの変遷や実態調査の考察である。中には統計表や体験者エピソードがあり、読んだときに変なおじさんに対して不気味な気持ちが溢れる。修論としてとても優れた研究と思い、20年後の今でも振り返る必要がある。バンコクにいた時にシーロムに住んで、何回もタニヤに通りかかって、今のタニヤはどんな様子が興味がある。2024/01/13

地味ぃ

0
バンコクの日本人向け風俗店の調査 刺激的な話は特になく、淡々と進む タイという国の政策のしたたかさが面白かった 確かに昔そんな売春ツアーの話は聞いたことあったけど、そんな人間いないわと思っていのは若かったな 2023/02/21

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