内容説明
現代の経済システムの1つである財務報告が、退職給付という社会制度と関わりを持つ場合に生じる問題および理論を論究する。
目次
第1章 問題の所在と研究方法
第2章 退職給付会計の分析視座
第3章 退職給付会計の生成―企業年金の危機と退職給付会計の模索
第4章 退職給付会計の展開―退職給付会計に対するERISAの影響
第5章 合衆国型の退職給付会計システム―株主主権の企業システムと退職給付会計
第6章 日本型の退職給付会計システム―従業員主権の企業システムと退織給付会計
第7章 退職給付会計の日米比較
終章 総括と展望―知識から知恵への転換
著者等紹介
中村文彦[ナカムラフミヒコ]
1969年静岡県沼津市に生まれる。1995年早稲田大学大学院商学研究科修士課程修了。2001年千葉大学大学院社会文化科学研究科後期博士課程修了。千葉大学より博士(経済学)の学位を取得。現在、千葉経済大学経済学部専任講師
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