内容説明
本書は、財務報告ないしは財務情報の開示における法人税等の会計処理方法の1つである税効果会計について、その処理の各プロセスにおける代替的処理方法の検討を通して、税効果会計全体を体系的に整理し、その理論的基盤となる考え方を明らかにしようと試みたものである。
目次
問題の提起
税効果会計の論拠と基本的処理プロセス
財務諸表上と納税申告書上の差異
税効果額の計算(適用される税率;差異発生期間影響額概念と差異解消期間影響額概念の敷衍)
税効果額の勘定処理と財務諸表における表示
連絡会計上と持分法適用時の諸問題
税効果会計をめぐる概念の対立
国際的動向