感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Valkyrie
9
初めての須永朝彦作品。吸血鬼がテーマなので美少年、同性愛、血の眷属、エロチシズムが絡んでくるが仄暗い中にも気品のある文章が心地よいのだわ。森蘭丸や織田信長も関係してきて攻めすぎで変わった視点の「ガリバー旅行記」のパロディ(?)も面白かった。2024/03/04
kurumi
1
吸血鬼をテーマにした物語と、吸血鬼を取り扱う小説集がまとめられた物好きの1冊。吸血鬼と美青年は切っても切り離せない関係性がある事、そして彼らは何処か陰鬱な表情を浮かべている事。この2点を頭に入れる事で、この本で紹介された吸血鬼本を読めると思うと楽しみである。2021/06/04
春色
1
「美しき」吸血鬼を主役とした短編・超短編11作に、吸血鬼小説の歴史を解説した1編を収録。全て旧字旧仮名。/耽美な世界観からして、人を選びそうな一冊。「樅の木の下で」は国書刊行会の書物の王国シリーズ『吸血鬼』に新字新仮名のものが収録されている。2011/05/25
みつ@---暗転。
0
**** 追記予定。2014/08/02
Chunko
0
とうとう念願かなって買うことができた!(高かった…) でもそれだけの価値はあると思う。読んでいる途中でどきどきして、何度も中断してぼーっとしていた。本当に吸血鬼を美しく描くための小説という感じ。ここまで美しか描いていないと息苦しいほどだけど、それがやめられない。このように美しいだけのお話も書いてみたいけど、何やってももう太刀打ちできない、二番煎じ以下にしかならないと感じて自分の無力さにのたうち回っている。1994/08/29
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