中公文庫<br> 側近日誌―侍従次長が見た終戦直後の天皇

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中公文庫
側近日誌―侍従次長が見た終戦直後の天皇

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  • サイズ 文庫判/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122063686
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C1121

内容説明

天皇は退位すべきか?首都を東京から遷すべきか?宮中祭祀はどうなる?マッカーサー司令部の本音は?敗戦という未曾有の事態に対して、昭和天皇がとった「独自の行動」とは?側近が綴るその「肉声」

目次

側近日誌(昭和二十年;昭和二十一年)
関係文書(侍従職記録;聖談拝聴録原稿(木下のメモ)1「緒言」 ほか)
父のこと(はじめに;父・木下道雄のこと)
解説 昭和天皇と『側近日誌』の時代(宮中改革;皇子たちの教育問題 ほか)

著者等紹介

木下道雄[キノシタミチオ]
明治20(1887)年生まれ。父・木下廣次は京都帝国大学初代総長。45年、東京帝国大学法学部卒業、内務省入省。大正6(1917)年、内閣書記官、13年、東宮事務官兼宮内書記官、東宮侍従となる。以後、大臣官房総務課長、内匠頭、帝室会計審査局長官等を歴任し、昭和20(1945)年10月から翌年5月まで、侍従次長(皇后宮大夫兼任)を務める。以後、宮内省御用掛、皇居外苑保存協会理事長を経て、49年12月死去

高橋紘[タカハシヒロシ]
昭和16(1941)年、東京生まれ。40年、早稲田大学法学部卒業、共同通信社入社。宮内庁担当記者、社会部次長、社会部長、取締役事業本部長などを歴任。退職後、静岡福祉大学社会福祉学部教授。平成23(2011)年死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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CTC

10
2月の中公文庫新刊。単行本は文藝春秋社より90年6月。ざっと調べると…『昭和天皇独白録』は90年の文藝春秋11月号に初掲載されたようだから、その前に公刊された事になる。 木下道雄は45年10月から翌年5月に依願免官するまで侍従次長を務めている。その間の日誌が本書メインコンテンツである。その他に“聖談拝聴録”の「緒言」「結論」など関係資料と、子息の淳氏のテキスト、元共同通信宮内庁担当記者高橋紘氏の解説が収録されている。日誌当該時期には『昭和天皇独白録』の作成も行われており、一次史料を読む醍醐味が味わえる。2017/04/10

くらーく

1
最近、田島道治氏の拝謁記のニュースやドキュメントを見て、ちょっとこちらも気になりました。側近と言うだけに、昭和天皇のお考えなどは、こちらの方がより近いのでしょうな。いろいろと、周りに気を使っている天皇陛下のお言葉が興味深いですな。女官の事までと言うか、結構大事だったのですね。本書では、内向きの事についての記録が多いように思いました。 少し時間がずれいているので、拝謁記の方は、講和条約に向けてのお考えが主だったようで、これはこれで興味深いですね。 どちらも、昭和天皇の考え方や行動を知るには貴重な資料です。2019/09/21

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