出版社内容情報
美女入門part16,待望の文庫化。
内容説明
働く女はね、着物でチャージするの。そう、私たちにはチャージするものがいっぱい。おしゃれもオペラも旅行も、欲しいものも行きたい所もいっぱいあるから、また働く。予定も仕事もいっぱいあるから幸せ。ニューヨーク・上海・ソウル・台湾・沖縄・奄美大島…各地を飛び回って美味・エステ・ショッピングを満喫。コロナ以前のマリコの輝かしき日々。美女入門Part16待望の文庫化。
目次
住む世界が違うんです(クローンの街!?;コレ無しではもう…;靴に恋して ほか)
喜ばせたい、笑わせたい(自力で買うもん;寝正月を経て;驚かせたい! ほか)
いけないことは、楽しいこと(蘇る記憶;戦友の“卒業”;気が抜けないね ほか)
著者等紹介
林真理子[ハヤシマリコ]
1954年山梨県生まれ。コピーライターを経て作家活動を始め、82年『ルンルンを買っておうちに帰ろう』がベストセラーに。86年「最終便に間に合えば」「京都まで」で第94回直木賞受賞、95年『白蓮れんれん』で第8回柴田錬三郎賞、98年『みんなの秘密』で第32回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。著書多数。99年に第1巻が刊行されたエッセイ『美女入門』は累計180万部超の人気シリーズに。2018年、紫綬褒章受章。20年、第68回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はこ
11
林さんの美女シリーズ。コロナ禍前で、ソウルや北京、ニューヨーク旅行と華やかな世界は相変わらず。ダイエット話ももちろん。それでも読んでいて飽きないのですよね。2022/11/13
きょん
7
やっぱり林真理子の美女シリーズってちょっとバブルを引きずっているというか、昔のギョーカイ人というか、ややひっかかるところがあるんですが、第一線のモデルやアーティスト、芸能人の方々と肩を並べる人の日々の過ごし方と言うのは努力あるのみという気がします。刺激を受ける意味で、このシリーズまたちゃんと読んでみようかと思いました。2021/08/01
shushu
3
コロナ前の能天気な作者の日々が今は眩しい限り。でもこういうエッセイは、ある程度散財してくれた方が読むかいがある気がする。2021/08/09
グレース
2
お買い物が好きなので、買い物の仕方で何か勉強になるかと思い本作を拝読。超売れっ子作家の林先生のようなショッピングはとてもマネできませんが、買い物での失敗あるあるな話は読んでいてとても面白かったです。(物欲は刺激されましたが)タイトルの通り美女に纏わる談義も先生の他の小説の通り各章で触れられており、バブル時代の価値観を色濃く感じます。今の多様性を重視した価値観とはかなり違うので私も先生の考えに全て共感はしませんが、「美しいものは絶対的な正義である」という考えは否定できないところがあります。
* y o k o *
1
林真理子さんの美女シリーズ、なんか好き。一度きりの人生、好きなことして目いっぱい楽しみたいって気持ちになるね。2022/12/18