出版社内容情報
約2年ぶり、待望の新刊!
猫村さんは今日もゆく。ぼっちゃんと会えるその日まで。
ご主人に熱い想いを寄せるパーフェクト編集女史・オモテさんが大活躍の今巻。
猫村さんから、あなたは心がさびしくて貧しくてかわいそうと言われ、激しくショックを受けるオモテさん。
猫村さんに対抗(? )するため、なぜか迷い犬の飼い主探しに精を出します。
それがオモテさんの心に思わぬ変化をもたらして…。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
125
2年ぶりの猫村さんの新刊はシーズンの11弾!あらら、こんなに文字が多かったかしら?(笑)猫村さんの想像力は相変わらずで、前回は心配になった表さんの妄想も、それなりに好転するのが良かったなぁ。奥様と岸さんの会話・・何処へ向かうのでしょう(汗)いつか坊ちゃんと再会出来ると願っているけれど、あぁ、せめて1年に1冊・・もっと猫村さんと会いたい。個人的には村田の奥さんの出番が増えるとなお嬉しいのだが。 2025/10/27
道楽モン
52
2年ぶりの最新刊。第1巻からすでに20年越しの付き合いで、私自身の人生の変化にも想いを馳せてしまうのは致し方ない処ではあるのだが、それに対して猫村さんの世界観の揺るぎなさは驚異的だ。ベタな勧善懲悪と猫の純粋性を軸に、昼メロ的茶番劇の価値観に甘んじている世間一般の軽薄さを嘲笑するかの様な存在感を、この物語は内包していると言っては大げさすぎるかもしれない。とはいえ、ちょっとピントがズレているかの様な、猫村さんの一途な純粋さは、ドストエフスキー『白痴』におけるムイシュキン公爵に通じる。猫を侮ってはならないのだ。2025/10/10
shonborism
5
もう作品が誕生して20年も経つのか。早いもんだなあ。前巻を読んだかどうか記憶が怪しいが、久しぶりに読んでも猫村さんが変わっていなくて安心した。2025/10/14
木の命木の心
2
迷い犬が見つかったことで泣いている猫村さん、嬉しくて泣いているのに、宿敵表さんは悔し泣きだと判断してるところ。 中落会長のインタビューのくだりでの表さんの反応と新しい気づき。もうさすがとしかいいようないです。2025/11/02




