出版社内容情報
稀代の投資家が30年かけてたどり着いた、一生役立つ「お金の基本」とは?
内容説明
「僕らのお金の使い方」が“社会の未来”を決めていく。稀代の投資家が30年かけてたどり着いた、#お金に使われないための「考え方」とは?
目次
第1章 「お金」のこと―“人の努力や才能を引き出す”パワーがある(お金は“過去と未来の缶詰”;人の幸せを左右する「おっかねー」もの ほか)
第2章 「使う」こと―「僕らの使い方」が社会の景色を決めていく(人間の本音は“買う”に表れる;「ちゃんと決めて買う」ことで意思表示をする ほか)
第3章 「仕事」のこと―自分に合った「働き方」「稼ぎ方」を知る(会社と学校、何が違う?;「好き嫌い」で選んでいい ほか)
第4章 「人生」のこと―「幸せ」と「お金」の意外な関係(君の選択が「人生」を彩っていく;「逃げる勇気」を持とう ほか)
著者等紹介
藤野英人[フジノヒデト]
レオス・キャピタルワークス株式会社代表取締役会長兼社長・最高投資責任者。1966年富山県生まれ。1990年早稲田大学法学部卒業。国内・外資大手投資運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年レオス・キャピタルワークス創業。主に日本の成長企業に投資する株式投資信託「ひふみ投信」シリーズを運用。JPXアカデミーフェロー、東京理科大学上席特任教授、早稲田大学政治経済学部非常勤講師。一般社団法人投資信託協会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みっこ
29
大人が読んでも面白く、わかりやすい良書。これから働き方はどんどん変わっていくでしょう。いや、変わっていってほしい。入部できるのは一つだけ、一度入ったら簡単には辞めるな!という文化がそのまま就職時の考え方につながっている、というのが面白かった。海外では海外では複数のクラブ活動をかけもちしたり、シーズンごとにスポーツの種目を変えたりするのが当たり前だそう。日本もそういう選択ができるようになってほしいです。2023/11/19
Tenouji
24
藤野氏のAmebaでの発言が面白かったので、読んでみた。同じようなコンセプトの本は多いが、藤野氏は必ず、自らの足元から話しをしています。で、話しの本質を「自由な選択」に置いているところが非常にいいですね。2021/07/10
チャー
19
投資家の著者が14歳の若者に向けてお金について説明した本。投資、企業、経済、仕事などの現実社会で起こるイベントについて著者の視点から解説している。学生という立場では迷い悩み落ち込むこともあるだろうが、社会のルールをきちんと理解し、若さの力をもとに前向きに挑戦することを推奨している。ネットなどの発展や環境の変化で考え方はその時々であるが、昨今の感染症やテクノロジーなどにも触れられている。日常生活では馴染みが無い投資という項目について、選択肢の一つとして考えることができる知識を持つことは重要と感じた。2022/09/11
モーモー
18
中高生にもわかりやすいように簡潔な文章で書かれているが、書いてある内容は含蓄あるものだった。日本の労働者は世界で一番仕事が嫌い!我慢しているところに日本の闇が凝縮されている気がします。 読み書きそろばん、この順番がだいじなことがカンボジアに学校をつくるプロジェクトでも証明されたとのこと。読む力=読書は大事ですね2022/07/28
しょう
14
子どもたちに伝えたいと思うと同時に、自分が14歳の時に知っておきたかったなぁ…●「お金を使って何をするか」という選択が君の未来を形づくっていく、消費も立派な経済活動だ●人間の本音は「売るもの」ではなく「買うもの」に表れる、老若男女すべての人にとって「何を買うか」に意志は宿る●人の成長には4つの材料が必要、「食べ物」「出会い」「本」「体験」この4つの材料を枯らすことなく自分自身に与え続けること2024/06/17