内容説明
現在、私たちは、人類の活動が環境変動の主要因を成す「人新世」を生きており、その中で、深刻な健康危機に直面しています。私たちは、この危機にどう対応すべきでしょうか。本書では、食を切り口に、具体的な事例を紹介しながら、健康と環境の理想的な未来を提示します。
目次
第1章 人類と健康の歴史
第2章 食と健康と環境
第3章 パンデミックの可能性
第4章 エコヘルスの誕生
第5章 食と寄生虫の切っても切れない関係
第6章 健康ブームに潜む魚食の真実
第7章 人新世を生きるための新しい健康観
著者等紹介
田村典江[タムラノリエ]
総合地球環境学研究所上級研究員(2022年度より事業構想大学院大学専任講師)。京都大学大学院農学研究科修了、農学博士。専門は自然資源管理、コモンズ、農林水産政策
蒋宏偉[ショウコウイ]
総合地球環境学研究所特任助教(2022年度より大阪大学大学院人文学研究科助教)。東京大学大学院医学系研究科修了、保健学博士。専門は人類生態学、環境地理学、熱帯モンスーンアジア地域研究、エコヘルス研究
マレー,ハイン[マレー,ハイン] [Mallee,Hein]
総合地球環境学研究所副所長・教授(2022年度より京都府立大学文学部専任教授)。オランダ・ライデン大学修了、社会科学博士。専門は自然資源管理、森林ガバナンス、エコヘルス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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