出版社内容情報
日本経済を殺した真犯人はだれだ? すなわち、1998年以降の日本経済のデフレ深刻化の主犯は誰? という問いかけだが、答えはもちろん「政策」である。本書は、犯人探しがテーマではない。政策を決定する政治家、そして、その政治家を選んだ日本国民は、なぜミスを続けたのか? そのことを探り、有権者である我々は何をすればいいのか? を考察することが本書のテーマである。著者である三橋氏は、社会に蔓延する「情報の歪み」にひとつの原因を見る。「情報の歪み」は、著名な経済学者たちが、「正しい対策」として提言した政策に他ならない。「デフレ期」にあるにもかかわらず、「デフレを促進する」政策を主張し続けた結果が、現在の日本経済の停滞を招いたのである。危機に喘いでいるのは日本経済だけではない。ギリシャ危機に端を発したユーロの構造的な問題についても、本書では触れられる。現在の日本経済が抱えている問題、それを取り巻く世界経済の問題、それを解決する処方箋を、三橋氏とともに考えてみたい。
【著者紹介】
三橋貴明(みつはし・たかあき)
株式会社三橋貴明事務所 代表取締役社長 作家・経済評論家・中小企業診断士
略歴:東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業、NEC、日本IBMなどを経て2008年に中小企業診断士として独立、三橋貴明診断士事務所を設立した。
2007年、インターネット上の公表データから韓国経済の実態を分析し、内容をまとめた『本当はヤバい!韓国経済』(彩図社)がベストセラーとなる。その後も意欲的に新著を発表している。単行本執筆と同時に、雑誌への連載・寄稿、テレビ・ラジオ番組への出演、全国各地での講演などに活躍している。
また、 当人のブログ「新世紀のビッグブラザーへ」の1日のアクセスユーザー数は7万人、推定ユーザ数は21万人に達している。2012年8月現在、人気ブログランキングの「政治部門」1位、総合ランキング1位(参加ブログ総数は約96万件)である。
内容説明
経済学は死んだ!経済学者も役に立たない!では、どうすればいいのか?気鋭の経済評論家が説く「第二次大恐慌」危機への「常識」的処方箋。
目次
第1章 大恐慌期と同じ間違いを続ける「経済学」(資本主義が迷走している;公共事業と経済合理性 ほか)
第2章 イデオロギー化した経済学が世界中で猛威をふるっている(「マクロ経済学」の元祖、ケインズ;「負債」の拡大を前提としている資本主義 ほか)
第3章 「究極のデフレ」状態にある日本経済(イデオロギーの経済学;自国通貨建て債務の不履行はあり得ない ほか)
第4章 拡大する「ユーロ・インバランス」とその原因(「設計主義的」な経済政策;何故、いつまでもデフレが終わらないのか? ほか)
第5章 「第二次大恐慌」危機にある日本経済回復の処方箋(自由貿易と市場競争;リカードの比較優位論をケーススタディする ほか)
著者等紹介
三橋貴明[ミツハシタカアキ]
株式会社三橋貴明事務所代表取締役社長。作家・経済評論家・中小企業診断士。東京都立大学(現:首都大学東京)経済学部卒業。外資系IT企業、NEC、日本IBMなどを経て2008年に中小企業診断士として独立、三橋貴明診断士事務所を設立した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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