アンのゆりかご―村岡花子の生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784838718726
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

戦争中、命がけで「アン」を翻訳した村岡花子の初めて明かされる情熱の人生。

目次

戦火の中で『赤毛のアン』を訳す―昭和20年(1945)4月13日、太平洋戦争が終結する4ヶ月前
ミッション・スクールの寄宿舎へ―明治26~36年(1893~1903、誕生~10歳)
英米文学との出会い―明治37~40年(1904~07、11~14歳)
「腹心の友」の導き―明治41~大正2年(1908~13、15~20歳)
大人も子供も楽しめる本を―大正3~6年(1914~17、21~24歳)
魂の住み家―大正7~10年(1918~21、25~28歳)
悲しみを越えて―大正11年~昭和2年(1922~27、29~34歳)
婦人参政権を求めて―昭和3~13年(1928~38、35~45歳)
戦時に立てた友情の証―昭和14~20年(1939~45、46~52歳)
『赤毛のアン』ついに刊行―昭和21~27年(1946~52、53~59歳)
愛おしい人々、そして本―昭和28~43年(1953~68、60~75歳)
『赤毛のアン』記念館に、祖母の書斎は残る―アン誕生100周年、花子没後40年の平成20年(2008)4月13日

著者等紹介

村岡恵理[ムラオカエリ]
1967年生まれ。成城大学文芸学部卒業後、ライターとして雑誌を中心に活動。1991年より祖母、村岡花子の書斎を「赤毛のアン記念館・村岡花子文庫」として翻訳家の姉、村岡美枝と共に著作物、蔵書、資料を保存。月2~3回、予約制で愛読者や研究者に公開している。また『赤毛のアン』の著者、L.M.モンゴメリの子孫やプリンス・エドワード島州政府と交流を続け、日本とカナダの友好関係の促進につとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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さつき

78
『赤毛のアン』は子供の頃から親しんできた作品なのに訳者の村岡花子さんのことは何も知りませんでした。あの時代の女性で英語に堪能なのだから恵まれた家庭に育った方なのだろうと漠然と思っていました。イメージと違う生い立ちにはびっくり。空襲の最中にも『アン』を何よりも大切なものと守り抜いていてくれたこと一ファンとして感謝したいです。2022/03/26

かしこ

77
【図書館本】文庫を予約してきたつもりだったが、まさかのこちら。しかし、スラスラ読むことができたので外に持ち出す必要がなかった。朝ドラ毎日欠かさずみてました。何より、憧れるのは同じ日本でありながらそのような教育を受けたことです。もちろん、時代の違いはありますし、今でも同じ教育を受けようと思えば・・という意見もあると思います。でも、英語が好き、本が好き、夢みる力が好きというのはやはり村岡さん固有のものでしょうね。旦那様やお子さんなど周りの人への配慮や心遣いに心うたれました。そして、まあ周囲の人が豪華なこと。2015/01/08

ぶんこ

63
人生を充実した多忙のうちにすごされたのだなと、驚嘆しました。大好きな「赤毛のアン」「丘の家のジェーン」が、村岡さんの戦時の激動期の中で翻訳され、読むことが出来たと知って感謝のひと言です。当時の東洋英和という学校の在り方にも驚かされました。この学校あっての村岡花子さんの人生だったと思うので、学校教育の在り方、先生、友人の大切さを痛感しました。当時の先輩(今の女性、子供達にとっての)達の頑張りによって、今の女性・子供が守られているのだとも痛感。それにしても父親の存在の辛さ。母親と他の兄弟姉妹がお気の毒。2015/04/08

えむ女

45
アンの世界に夢中になり、自然豊かな描写や、外国の珍しいお菓子や食事に憧れ、恋や友情に共感したのは40代になってからだった。そういう物語はこういう時代の流れの中で生まれたものだったのかと思いました。2014/03/07

とりあえず…

44
『赤毛のアン』は子どもの頃の私を本の世界に導いてくれた本。勿論訳者は村岡さんでした。私もアンの共に想像の世界に翼を広げていた子ども時代。村岡さん自身の人生とアンは重なる部分が多く、思い入れを持って翻訳に臨んでおられた様子がうかがえます。完璧な英語を武器に精力的に仕事をこなす村岡さんだが、家庭や友人をなにより大事にした人でもある。「もっとも身近な人たちと共に笑い、涙して歩んでいく中にこそ、人生の深い味わいと実りがある。(文中より)」 2014/05/08

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