内容説明
その時、わたしの体には3ヵ月の命が宿っていた…。テロで奪われた幸せを取り戻す!日本人犠牲者の妻が綴る再生の手記。
目次
静かな朝、突然に
捜索活動
切迫流産の危機
祈り
父の不在と子供たち
結婚記念日
夫の思い出
愛する夫へ、子供たちへ
命に平和を
事件から半年後の出産
あなた、お帰りなさい
遺体確認
アメリカ最後の日々
日本での生活
一年目の九月十一日
著者等紹介
杉山晴美[スギヤマハルミ]
1965年生まれ、東京出身。立教女学院、立教大学法学部卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごろ
1
あれからもう18年も経ったのか。 この本にはその後1〜2年間くらいまでの記述のみだったので 現在の心境も知りたくなった。2019/04/10
Yae_f
0
ニュース記事か何かで読んで図書館で借りてきました。旧富士銀行NY支店勤務中に亡くなられたご主人の大学時代の先輩である奥様の文章からも知性を感じます。当時まだ小さかった御子息たちも立派になられたんだろうな。この本も子供達に残したいとして書かれていて、書き残すことでご自身も心の整理をされていたのかと思いました。辛い体験されてますが文章は明るく、無邪気なお子様たちと共に強く逞しく日々過ごした様子がうかがえました。その裏には体験者でしかわからない想像絶するものもあるのだろうけど。2023/11/18