内容説明
ここまで骨太なミステリー論があっただろうか?江戸川乱歩賞の世界。そのすべてがわかる。ミステリーの歩み、流れ、歴史が見えてくる。日本の戦後社会の本当の姿が浮かび上がってくる。
目次
「推理」小説大衆化の第一歩
新しいタイプのミステリー
人間の「葛藤」を描く
社会の矛盾を爼上に
時代の無風状況への告発
ブームの退潮と乱歩の死
「高級な遊び」としての推理小説
四十年代最大のスター登場
商業主義の賞としての性格
江戸川乱歩賞の懐の深さ〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山田太郎
13
けっこうボロクソにけなしてるのでおもしろい。続きはないのかな。藤本泉探してみようと思った。2011/04/21
にゃんた
1
図書館で処分されないように時々借りる本。何度読んでも、岡嶋二人が1回目に落とされた理由に暴れたくなるほど腹が立つ。また、「喪服のランデブー」発表される前に(ここ大事)類似のトリックを使用した応募作品をありえないこととして落選させたのも😤。
hirokazu
1
2000年5月刊。乱歩賞の歩みを振り返ることで日本ミステリー史を語る本。選考の裏側や、作者の受賞作に対する辛目の評価がわかって面白い。しかし、ここのところ乱歩賞が話題になることが少なくなったよなあ。2011/06/05
慧
0
★★1/22000/05/24
悸村成一
0
読了47冊め。図書館本。2023/06/01
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