目次
第１章 日本の長編小説を読む（『ねじまき鳥クロニクル』を読む；『青春の門』を読む；『鋼鉄の騎士』を読む）
第２章 歴史・時代小説を読む（『晏子』を読む；『翔ぶが如く』を読む；『蝦夷地別件』）
第３章 海外の長編小説を読む（『西遊記』を読む；『風と共に去りぬ』を読む；『戦争と平和』を読む）
コラム・私の長編体験
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Hiro
3
読破術という書名ではあるが特段、長い小説の読み方が詳しく述べられているハウツーものではない。娯楽の少なかった昔はたっぷり時間を使ってゆっくりと長い本を読む習慣があったと編者は前書きに言う。それを忙しい現代に実践すべく9人の様々な職業の人がねじまき鳥や戦争と平和など9作の長編に挑戦した体験記が本書の主な内容で、ほかに、幾つか著名人のごく簡単な長編読書体験談、あと長編の書き手、翻訳者へのインタビュー、そしておすすめ長編小説の紹介などが添えられている。2025/10/23
