内容説明
美しい旋律が聞こえてきませんか?小説仕立ての音楽案内。読み進むうちに、あなたもクラッシック好きになる。
目次
疑似紅花
風船が消えた
ミルクティーのレクイエム
マッセラッティが待つ駅
ぼくたちの夏
幻の呟き
わたしはあなたを探していたのに
ヴィオラのように
チェックのシャツの呼ぶ声
電話の声
太陽を愛した女
その、ほんの少し先の朝が
アダージェット
影がみえたとき
レオとチック
湖畔の隠れ家にて
雪の日に
もうひとりのエヴァ
真紅の花を摘みとるために
夏を弔う
彼は走れない
置手紙
ふりむくな
朝顔
迷い鳩
レインコートの背の語ること
コール・サインはバイレロ