内容説明
明治末期、近代日本を切り拓かんとした人々がこぞって予約した本があった。発見された「予約者芳名録」が語る百年前の人々の気概。
目次
「国史大辞典」初版とは?
有名人目白押しの予約者芳名録
「予約者芳名録」を鳥瞰する
「華族」な人たち
近代の先駆者―歴史を学んだ理系の人々
「絹と武士」―生糸で軍を支えた明治
今に残る国史大辞典
学び舎と教師たち
商店と企業、官公庁
出版社と書店、図書館
神社・仏閣
芳名録から浮かびあがる多彩な予約者
著者等紹介
佐滝剛弘[サタキヨシヒロ]
1960年愛知県生まれ。東京大学教養学部(人文地理専攻)卒業。リベラルアーツ・ジャーナリスト。文化財・世界遺産・交通・自転車・郵便制度などを中心に取材・執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
石橋
2
興味深いテーマで、どんな展開になるのだろうかと楽しみに読んだ。しかし、ただ古い名簿を見つけて「わ、こんな有名人もいる!」と喜んでいるだけで終わった印象。退屈。2015/11/06
こひた
2
門外漢からすると意義がよくわかりませんでした。2013/10/11
onepei
2
当時の文化の伝播のひとつのかたちがうかがえて興味深い。 地方の名書店が消えているのはさびしいことだ。2013/08/25
Matsumouchakun
1
一冊の歴史の大辞典をめぐるさまざまな物語が面白かった。良い物は時空を超える。2019/08/16
吃逆堂
1
おもしろいといえばおもしろいが、いつになったら総論にゆくのだろうという不安が終盤まで続く。もう少しつっこみが欲しい。2013/12/25