出版社内容情報
目 次
疫神の鎮送と食物
はじめに／団子と粽／軒先の多様な呪物／疫神ゆかりの人物／風邪の神送りと疱瘡神送り／厄神の宿の行事／鬼の宿の行事／村境の道切り／村境の大人形／人形送りの行事／小正月の火祭り／盆の精霊送り／祭りと神饌／おわりに
怨霊と災害
疫神となった伴善男／時衆の聖と実盛の亡霊／怨霊から稲をまもる虫送り／現代に残る御霊のたたり
疫神の詫び證文
はじめに／疫神の詫び證文の一例／疫神の詫び證文の類型／疱瘡神の詫び證文の伝来／疱瘡神の詫び證文の基本型／疱瘡の発病と経過／疱瘡神の詫び證文の内容／疱瘡神の名称と性格／多様な疫病神の出現／組屋六郎左衛門の疱瘡神／湯尾峠の孫嫡子の守り札／疱瘡除けの呪歌の伝承／疱瘡神の詫び證文の実態／仁賀保金七郎あての詫び證文／武家と疫病除け呪符／鎮西八郎あての詫び證文／八郎大明神の信仰／疫神の詫び證文の位置づけ／おわりに
咳の姥神
向島弘福寺の爺媼尊／静岡県外の咳の姥神／静岡県内の咳の姥神／咳の姥神の原形／沼津市域の民俗の位置
広済寺のシャブキババ
宇津ノ谷の十団子
七福神の伝承
茨木の恵美須神
赤山禅院の福禄寿
福神としての猩々
大島建彦［オオシマタテヒコ］
東洋大学名誉教授
目次
疫神の鎮送と食物
怨霊と災害
疫神の詫び證文
咳の姥神
広済寺のシャブキババ
宇津ノ谷の十団子
七福神の伝承
茨木の恵美須神
赤山禅院の福禄寿
福神としての猩々
著者等紹介
大島建彦［オオシマタテヒコ］
東洋大学文学部教授を経て、東洋大学名誉教授、文学博士。日本民俗学専攻（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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まちこ
0
疱瘡神の詫び証文の話が面白い。コッホが細菌が病原菌であると発見するまで、医療行為はまじないと紙一重だったと聞く。どうにもならない災厄をなんとかしたいと思った時、信仰が生まれそれが日本では様々なまじないの形をとることが多かったということか。2017/10/10
