内容説明
鳴く虫の声に耳を立てた幕末維新の志士。万単位のホタルを皇族に献納した帝国臣民。カジカガエルに人生をささげた熱狂的愛好家。チョウの大群とウシガエルにおののく人々。植民地にはるばる運ばれたホタルと鳴く虫。日本全国200種以上の新聞資料を駆使。描かれる近代の昆虫文化史。
目次
第1章 新メディアの新聞と昆虫 コラム1 デジタル化は不倶戴天の敵
第2章 近代鳴く虫の栄光
第3章 蛍狩り狂騒曲
第4章 動乱と昆虫
第5章 やんごとなき方々と昆虫(江戸篇)
第6章 やんごとなき方々と昆虫(近代篇)
第7章 海を渡った昆虫 コラム2 日本人の昆虫愛
第8章 近代高級ペットのカジカガエル
第9章 近代日本の虫雑話
著者等紹介
保科英人[ホシナヒデト]
昭和47年生まれ。号は神文斎。平成12年九州大学大学院農学研究科博士課程修了(農学博士)。現在、福井大学教育学部教授。専門は昆虫分類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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