内容説明
不思議な怪談や奇譚を伝える東西10の城を歴史学と伝承学から見渡し、怪異の生成や伝承の背景を紹介する。歴史の裏に埋もれた城にまつわる「闇」の魅力が明らかにされる。
目次
会津若松城―怪異が導いた創建伝説
駿府城―謡の呪いと狐、狸、封の怪
浜松城から江戸城へ―徳川将軍家の闇
松本城―二十六夜神の神秘
名古屋城―見守る櫃と天狗と狐たち
伏見城―落城の記憶と血天井
大阪城―豊臣家の怨霊
姫路城―変遷するオサカベ
松江城―伝説をつなぐ祈祷櫓
松山城―蒲生家の断絶と残された景色
著者等紹介
二本松康宏[ニホンマツヤスヒロ]
1966年生まれ。静岡文化芸術大学教授。博士(文学)
中根千絵[ナカネチエ]
1967年生まれ。愛知県立大学教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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