内容説明
「熱測定」は、物質の静的状態、動的状態、状態の安定性、状態変化、状態の安定化、状態の制御、相転移、組成変化、物質中の輸送現象、新物質の創製、ナノテクノロジーの基礎と応用研究において、重要な役割を果たしている。本書ではそれぞれの分野の碩学のご協力を得て、第1章では熱分析、第2章では熱物性、第3章ではナノ材料および界面の熱物性について著してある。第2章の熱物性には広く熱量測定が含まれている。
目次
第1章 熱分析(熱分析概論;TG‐DTAの基礎と応用;速度論解析 ほか)
第2章 熱物性(レーザフラッシュ法;周期加熱法による熱物性測定;定常法による熱伝導率の測定 ほか)
第3章 先端機能性材料(界面の熱物性;基板上金属薄膜の熱拡散率;周期加熱法による超格子材料の熱物性 ほか)
著者等紹介
八田一郎[ハッタイチロウ]
昭和42(1967)年3月東京工業大学大学院理工学研究科物理学専攻博士課程修了。昭和42(1967)年4月東京工業大学理学部助手。昭和51(1976)年4月名古屋大学工学部助教授。昭和60(1985)年8月名古屋大学工学部教授。平成14(2002)年4月名古屋大学名誉教授。福井工業大学工学部教養部教授、現在に至る。平成13(2001)年1月から日本熱測定学会会長。専門、熱測定、熱物性、生物物理
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